あらすじ
演劇俳優を夢みて志破れたアンデルセンの孤独な生活から出た美しい童話。月が世界を旅する間に見た三十三夜の物語は、人間の悲しみに深く触れ、人々を深く感動させずにはおかぬ。物語の内容は高名な旅行家だったこの「童話の王様」の体験を材料とし、豊饒な想像力の翼は故国デンマークからヨーロッパ、インド、アメリカに飛ぶ。
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Posted by ブクログ
月がみていた33の物語。
ひとつひとつの話はだいたい2,3ページと短い。
読んでいると、こどものころ寝る前に母が絵本を読んでくれたときの心地良さがよみがえってくる。
やさしい気持ちになれるお話。
ただちょっとこどもにはむずかしいかも。
巻末にはアンデルセンの伝記が載っていて、彼の生涯がどんなものであったのかを知ることができる。
Posted by ブクログ
貧しい絵描きに月がみた物語を話す。
どの話もとても短いので、
何かの合間に読むのにちょうど良い。
とても落ち着いた気持ちになるのと、
大切なことを教えてもらったような感覚になる。
Posted by ブクログ
月から見た、世界中の出来事を33夜に渡って描かれています。
アンデルセンの故郷デンマークのことから、ヨーロッパ各地、
インドやアメリカのことのお話まであります。
33の話の中には、嬉しい話、可愛らしい話、あるいは悲しい話まで様々なものがあります。
アンデルセンが、空想にふけることや、旅が好きだったことが
33の話から良くわかります。
なぜ、今回、この本を読んだかというと、
幼い頃に見ていたアニメの主人公が、小さな男の子に
この本を読み聞かせしていたのを、ふと思い出したからです。
実際に読んでみましたが・・・
結構、子供にとって難しいのではないか?っと思ってしまいました。
初版が昭和25年と言うこともあり、
文章がとても、ふるい感じがしましたし、
漢字で書いて欲しいところがひらがなだったり
ひらがなで書いて欲しいところが漢字だったりで
少々読みにくかったです。
また、ヨーロッパ各地のことを描いていますが、
どの話も、空想の世界の話のように思えて仕方ありませんでした。