あらすじ
自分が好きなことで食うためには、「何をやるか」は実は問題ではありません。収益を生む仕組み=“土台”づくりをまず考えるべきなのです。本書はそうした、稼ぎのための“土台”を10のビジネスモデルとして解説しています。数多くの企業分析を手掛けてきた著者が、個人が生き残るための収益モデルを解き明かす注目の一冊です。
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Posted by ブクログ
今から起業を考えている人、初心者には参考になる。
いいものを提供すればお金が入ってくるのではない。
「何をやるか」ではなく「どうやるか」。
実際、200弁当、写真屋、AKB、ハーバード大学、TDL花屋、HIS、などの収益の仕組みを、顧客、商品、課金、支払い、資源の5つの要素で説明している。これは知らなかったことなので面白くて驚いた。
バリュー、システム、クレジットが重要
独立までには、潜伏、独立、起業のステップがある
会社員時代とは考え方を変える
人材、心の問題、コスト、プライドなど、独立してからの壁についても触れている。
Posted by ブクログ
本書では、「好き」で「食う」ためには、①バリュー、②システム、③クレジットの3つが重要であるとし、特に②について、稼ぐシステムを構築しないとダメ、ということを解説しています。
①バリュー: スキルや商品の価値=売上や利益に直結するもの。ミッションが社会的価値に結びついたもの。30歳くらいまで目の前の仕事を丹念に注力すればミッションが見えてくる。後は自分の使命と才能を貢献に転換するのみ。
②システム: 稼ぎの土台となるもの。経営システムとなるもの。
③クレジット: 信用のこと。独立するとサラリーマン時代の10分の1~20分の1になる。戦略的に信用を創造することが重要。
・意思決定は「し続ける」こと自体が大事・・・独立したら一大事なのは「勝率」。意思決定のスピードを速めれば速めるほど、先に進める。
・成功する事業は、アイデア1000個のうち3つだけ・・・多くに手をつけるよりも、よく考えることが重要。
・意思決定は、頭で考えて整理し、ハートで判断する。
・判断する際には、直観ではなくて事実を重視する。
・優秀な人材は、全人格を捉えるのではなく、その中の一部でよいので優秀な点に着目して採用する。
・能力を上げるよりもプライドを下げる努力をする・・・優秀さとは、有能さと謙虚さの掛け算である。
・やりたくないこともクリアするのが現実・・・やりたいこと1つの裏には10のやりたくないことがある。
・最後は、何とかなる・・・独立してやっぱり食えなかったという人はまずいない。