あらすじ
業績絶好調のバーガーキング 「マーケティング5カ条」を初公開
ゴールドマン・サックスが約800億円で買収。絶好調バーガーキング社長の初著書
賛否両論で話題をつくる「BKマーケティングの極意」が学べる1冊
巨人マックに宣戦布告! ブランドの存在を知らしめる戦略を浮き彫りに!
2025年11月、日本のファストフード業界、いや、飲食業界までも揺るがすビッグニュースが飛び込んできました。バーガーキングの日本事業を運営するビーケージャパンホールディングス(BKジャパン)の全株式を、米金融大手のゴールドマン・サックスに売却することが判明したと、大手メディアがすっぱ抜いたのです。
当時の記事では買収額が「700億円規模」と書かれていましたが、実際は約800億円。破格の値が付きました。しかし、1993年の日本初出店から25年以上赤字が続き、バーガーキングは「外資系の失敗ブランド」の烙印を押されていました。そんな逆境を乗り越え、日本のバーガーキングを大きく育てた立役者が、本書の著者である野村一裕氏です。
バーガー業界は、巨人であるマクドナルドが1強であるうえ、バーガーキングには販促にかける潤沢な資金がありません。しかし、「お金はないが知恵はある」。この思いを胸に、インターネット上で賛否両論を巻き起こす「秋葉原 縦読みポスター」や「下北沢店作ってくれや!」「バーガーキングを増やそう」といった作戦を話題化し、次々にヒットさせてきました。
バーガーキングの施策はなぜ人々の心を掴むのでしょうか。本書では、こうしたヒット施策の裏側を、野村氏自身が明かします。バーガーキングファンや、すべてのビジネスマンに参考にしていただける一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本に上陸しては失敗続きだったバーガーキングを立て直したマーケターの話。
USJを立て直した森岡穀さんのごとく、限られた予算の中で知恵を出して
活路を見出す。こういうの大好き!
ニュースにもなったのは
私たちの勝チ
撤退するマクドナルドをねぎらうポスターを縦読みすると、、、
というやつ。
賛否両論あったが、話題を集めた。
それ以外にもスパイファミリーやらゾンビやら、旨い仕掛けでSNSを騒がせ、
集客に成功している。
バーガーキングが住まいの近くになければ引っ越してきて、という仕掛けもすごい。
というか、それに反応してほんとに来た人が700人以上いたとは、、
知恵。目的はしっかりしていて、正解がないものに立ち向かう。
これくらい面白いことはないのではないか。
斜陽日本が立ち直るとしたらこれしかないだろう。
バーガーキングの強みは「直火焼き」このこだわりもいい。
マックと競ったってかなうわけはない。ユニーク路線で行く。
師匠楠木建氏の教えという。
直火焼きだと煙の関係で店選びも難しくなるが、それでも貫く。
ポスターも合成写真でなく実写にこだわる。
本国は日本は小さいバーガーのほうがいい、というのに、違う!と訴える。
そして成功する。
うん、かっこいい。楽しい。クール。
1) お金がないなら知恵を出せ
2) 顧客に聞け
3) いじられてナンボ
4) 膨らませろ、大きく見せろ
5) 戦略は論理でつなげろ
「約800億円」の売却劇
第1章
バーガーキング暗黒期
・一斉閉店で取り付け騒ぎ?
・存在感がないブランド
・決めつけのスモールバーガー
第2章
アンダードッグ、チャンピオンに牙をむく
・生き残る策は「マックの徹底研究」
・おいしさ伝える逆張り戦法
・誕生!「醜いバーガー」
第3章
反撃の序章「渋谷ゴーストストア大作戦」
・オワコン扱いのバーガーキングを奮起させる
・「閉店」させ「復活」させる、一粒で二度おいしい2段方式PR
・気付かれないドナルド、気付いたPL意識
第4章
【新店集客術】本気でふざけろ!「下北沢店つくってくれや」
「にわとりにだって歯が生える」
「間違いのない関西弁」を徹底研究
第5章
【競合攻略法】マックに宣戦布告! 「私たちの勝チ」
「お詫ビーフ」で先制パンチ
「縦読み」で巻き起こる賛否両論
第6章
【逆転発想戦略】「BK TOWN ROOM」に引っ越そう
「バーガーキングがない」が最大のストレス
独自"構文"から生まれた厄除けワッパー
第7章
【コラボの極意】「アーニャ様を喜ばせろ」
コラボ一番乗りとリスペクト
埼玉ってバーガーキングっぽくね
金の卵「WIND BREAKER」とコラボ
第8章
【屋外広告の匠】たった一枚の看板が大バズり
次なる標的はビッグマック
OOHはオワコンではない
第9章
【物件選びの裏ワザ】「バーガーキングを増やそう」
店舗数KPIをどう達成するか?
ファンから空き物件情報を集める奇策
第10章
【リサーチの新境地】「バーガーキング潜入大作戦」
ファンがミステリーショッパーに!
覆面調査員の条件は"スパイ顔"
第11章
野村流マーケティングメソッド
ブランドは誰のもの?
一強マックとどう戦うか
「直火焼き」こそブランドの要
「アリ」を「ライオン」に見せる
アッパーカット、コークスクリュー、LTOって何?
第12章
特別対談
楠木建氏×野村一裕
Posted by ブクログ
まずはバーガーキングが無性に食べたくなりました。
アンダードッグマーケティングは初めて聞きました。そして、見事に実践されているこことが素晴らしいです。
私も大いに恐れて行動します!
Posted by ブクログ
すごく読みやすい内容でまったく飽きずに読み進めてしまいました。渋谷ハロウィンイベントやアーニャコラボなどの企画には緻密に計算されていることがわかり、勉強になりました。特に面白かったことは、本書のラストパートらへんの対談部分に書かれている、”マックを倒そうはナンセンス”という部分でした。バーガーキングはバーガーキングらしいことをしよう、王道の部分はマックにやっていただいて、その上で業界全体のオプションを増やしていくことが業界の繁栄なのではないかということでした。とにかくバーガーキングの直下焼きが読めば読むほどくいてぇーってなる本でした。
Posted by ブクログ
この本を読んで、マーケティングの面白さと、著者である野村さんの発想力やセンスの凄さを強く感じた。自分が「面白い」と思う広告や企業の施策を思い返してみると、確かにどこかウィットに富んでいて、はっきりとした信念が感じられるものが多い。そしてそうした施策は、多くの場合賛否両論を呼ぶものでもあると思う。
バーガーキングはまさにそのようなマーケティングを実践しており、挑戦的で大胆な施策を通してブランドの存在感を高めていることがよくわかった。単に奇抜なだけではなく、そこには明確な戦略と覚悟があることが印象的だった。
また、本書を通して「挑戦なくして成功はない」というメッセージも強く伝わってきた。自分自身も自信を持ち、恐れながらでも行動し続けることが大切なのだと感じた。これからは失敗を恐れすぎず、挑戦できる人間になりたいと思わせてくれる一冊だった。