【感想・ネタバレ】これからの幸福論のレビュー

あらすじ

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もっと〈私〉を知るために。恋愛、心残り、死、手紙、友情―。だれもが出会うできごとから、ゆれうごく〈心〉のありようを哲学する。これからの幸福について、じっくりと考えたい人のための24章。

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Posted by ブクログ

ー 人は、幸福であるときには、幸福について深く考えようなどとはしない。また、不幸のどん底にあるときも、「幸福論」を手に取ってみる余裕などとても持てないだろう。「幸福論」に関心を引き寄せられるのは、これから人生に踏み出そうとしていて、自分にとって幸福な生き方とは何だろうと不安になっているときとか、人生の波風を幾らか経験してきて、自分の来し方をかみしめながら、それを踏まえてこれからどう生きていこうかと思いあぐねているときなどだ。この本は、そんな心境にある人たちに言葉を届かせたいという思いを基礎にして書かれている。 ー

小浜さんは2年前に亡くなってしまったのだが、読みやすい批評家で、そこそこ面白いことを書くので好きだったなぁ。
ただ、極端なことは書かないので、激しく共感したり、激しく反対したり感じたことがないので、作品の印象は、残念ながら残らない。
本作も、いいなぁ〜、ということは書かれているけど、強烈な印象は残さなかった。
穏やかな読書時間を感じていたい方にはちょうどよいかもね。

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2025年01月25日

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