【感想・ネタバレ】裏山の怪談のレビュー

あらすじ

山の奥地に行かずとも、わたしたち現代人の暮らしのすぐそばに異界はある。
怪談師・オカルト研究家でもある著者が、現代人の身近な山である「裏山」で実際に遭遇した実話怪談を蒐集した一冊。

登山やハイキング、釣り、キャンプ場をのアウトドアの現場をはじめ、竹藪やニュータウンなどの身近な裏山まで・・・
本当にあった不気味な実話怪異譚集です。


■内容
はじめに
●人のかたちをしたもの
挨拶/対向車/追い越し/魔物/神主/老人
●獣
紫鹿と金猿/猪/サワガニ/蛇/チンパンジー
●怪音
啼泣/魔王鳥/お囃子/足音/岩音
●声
おーい/からかい/にわの山/夜釣り
●化かすもの
連れ込み/王子の女/にせもの家族/もうあしびー
●訪ねてくるもの
くるくる/大笑い/いませんか/来てるやん
●迷い道
稲光/亀岡のトンネル/稲荷の山/マウンテン・スピリット/お花畑
●事件事故
クライミングコール/湖のキャンプ場/響き/予兆/アベック山
●わからないもの
へちろ/かったんこん/鱗/空き箱
●行者らしきもの
白い人/山賊/峠の白服
●京都の竹藪
ゆうれいみち/竹の道/竹とんぼ
●ニュータウン
道/水を抜く/忘れられた神様/肉メリーさん
あとがき

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Posted by ブクログ

怖い系の怪談と言うよりは、不思議系な怪談。各話、何県何市まで記載されているので民俗学的な雰囲気の方が強いなと感じた。
著者が実際に足を運んでいたりもするのでフィールドワーク的な要素があるなと思った。
地元の話も出てきて、そうそうと心の中で共感しながら読んでいた。

0
2026年07月26日

Posted by ブクログ

「山」をテーマにした実話怪談集です。

人物は仮名ですが、場所については
市町村レベルで明かされていて
そのリアルさにドキドキします。

「山」の神秘的な部分や古くからの歴史、
そして、人以外の動物たちも生息する場所で
あるという点が
「山」で起きる不思議なことに繋がってるのかな。

ある話の終盤の文章で
「我々は自分たちの場所を得るため、山を切り開き、
丘を崩し、そこにいたものたちを
追い出していった。
そうして生活を営んでいても、常に心のどこかで
恐れているのだ。いつか先住民たちがここに
帰ってくるかもしれない、と」
この文章がとても頭に残りました。
人が住みやすいように開発していますが
それが古くから山に住むモノたちにとっては
強い憎しみや怒りに変わり
ナニかを起こしてしまうのかなと。

この本の中では個人的に怖かった話は
自分の知っている人間のようになって
話しかけてくる別の得体の知れないナニカの話。
すごくゾワっとしました。

もし、その声に惑わされて応じてしまったら…
果たして何が起きるんだろう。

0
2026年05月13日

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