あらすじ
人生の後半戦は、50代をどう過ごすのかで決まります。やらないと後悔する「先立つ後悔リスト」をつくり、クリアしていく。自分の人生がスタートした故郷を訪ね、自分のルーツを確認する。人生すべてのモチベーションの源となる、ロマンスを取り戻す。「時間=命」と考え、今日与えられた時間は今日使いきる。「祝福された豊かな人生」にするために、いまできることとは―。
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Posted by ブクログ
50代にして今現実に思うことは健康です。 健康に一番気を付け、自分自身の体を自己管理することの大切さ。 これが一番です。 健康という基礎があってこそ色々なことが実現可能になります。 まず、食事・運動・健康チェックを行います。
Posted by ブクログ
来月5月でとうとう50になります。
しつこいようで申し訳ないのですが、未だ人生模索中。とりわけ今後10年の方向付けをしたい、と考えています。類書を乱読して、何か光明を見出したい。
そんな藁にもすがる思いでぽちっておいた本が本作。
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買っておいてナンですが、本田氏のような自己啓発系の方は余り好きではないんです。だってみんながきちんと上手に真似できたら全員金持ちじゃないですか!みたいな。
ということで、本田氏の著作は初めてでした。
でも、猜疑心を持ちながらも著作を購入してしまう。だって、自分にノウハウも展望もないからなんですが…。
でもって感想を言うと、意外と良かった笑 そして、至って常識的笑。
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本田健氏は、wikipediaによると著作家。本作窓の略歴によると「お金の専門家」。
個人的には「何だかあやしい人」。
まあでも、wikipediaのラベルが当方の感覚と合致します。
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シリーズ作として『10代にしておきたい17のこと』から『40代にしておきたい17のこと』まで、本作を入れると5連作です。
本作では「50代は人生の転換期!」みたいなことを書いていたと記憶します。
どの著作でも「xx代は人生の転換期!」とか言ってませんか?と若干疑いたくなります笑
だって、人生いつだってストレートには進みませんからねえ。つまり、常に転換期でしょ?ってちょっと思いました。
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さて、氏の言う、しておきたい17のことは以下の通り
1.残りの人生でやりたいことを決める
2.不義理をする
3.消去法で決める
4.昔の友人に連絡をとる
5.故郷を訪ねる
6.愛を育む
7.家族との軋轢を解消する
8.ロマンスを取り戻す
9.お金の計算をしておく
10.趣味をライフワークに進化させる
11.健康と向き合う
12.時間=命と考える
13.自分は何を残せるのか考える
14.羽目を外してみる
15.20代の友人を持つ
16.本音で生きる
17.とことん楽しむ
詳細は本書に譲るとして、内容は概ね(全部じゃないですよ)、実はいちいちごもっともな話ばかりです。
その方向性はざーくりまとめると、
a)時間の有限性を腹から理解する
b)故にやりたいことを探し、実行する(やりたくないことを断る・避ける)。時間を無駄にしない。
c)常識にとらわれない、枠から外れる
みたいな感じ。
なんかワタシ、結構やっているかも、とか思いつつも未だ出来てないところも散見されました。
例えば4とか7とかです。まあ家族との関係はイマイチです。今でも中学生みたいなオジサンだと自認しています。親が生きている間にまともで素直なオジサンになりたいです。
あと友人とのコンタクトも、希薄。何かあれば乗っかるだけ。これもたまに自ら音頭をとって会えるうちに会っとかねばなあとか思いました。いつ会えなくなるか分からないもんね。
お金に関する12も面白かった。
時間の有限性を考えると、ケチることが正解とも限らないという話。例えば家政婦とか家の掃除の話。自分でやって時間を使うのも手ですが、もしも命の先が見えるとすればその時間はお金で家政婦を雇い、他のやりたいことに使うべき、みたいな話。
さすればですよ、老後に金がないとバイトに精を出すのも程々に、という考えになりそうです。結局何のために生きるのか。大事なものが見えてきているのならば、それを大事にしながらスケールダウンする生活を模索するほうが幸福感が高いかもしれません。
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ということで、初の本田氏の著作でした。
まあ確かにそうですね、という、至ってまともな本でした。
ただ、本田氏個人の経験談はどのようなものがあるのかは開陳されてなかったように思います。
迷えるミドルが参考に読むのには結構お勧めできそうだと感じました。