【感想・ネタバレ】彼女の部屋のレビュー

あらすじ

ささやかなハプニング、仄(ほの)かな心のざわめき。何度か顔を合わせた程度の女友達から強引に部屋に誘われた恭子。しょうがなく訪れた彼女のマンションで見たものは……。表題作ほか「ハローウィーン」「アメリカを連れて」など6作品を収録。何気ない日常を淡々と描きながら、気にも留めずにやり過ごしている“心のざわめき”を繊細に浮かび上がらせる掌編集。(講談社文庫)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

解説に「クールな文体」と「絶妙なユーモア」が魅力であるとありますが、正にその通りだと。
深く入り込まない、一歩手前から見守っている姿勢が、却って人物を浮きただせています

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

津村記久子に続く女性作家を探す活動の一環。特にイヤな感じのキャラクター造形とか、異次元的ストーリーとかに共通するものを感じる。
「ハローウィーン」や「父の帰宅」における、微妙にズラした結末が物悲しくて、とても良かった。
東京っぽい繊細さがあるのかな。3.6

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2022年09月11日

Posted by ブクログ

短編集なんですが、だいぶ前に読み終えたので内容がまとめられない…(汗)。

それでも、今でも印象に残ってるのは、【父の帰宅】。
死人が生き返るという非日常に対する現実的な対応の生々しさ、その後の日常に戻るスマートさが、淡々と描かれているのに、やけに強烈だったなァ。

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2019年01月17日

Posted by ブクログ

ラストがはっきりしないタイプのお話。

たぶんそこが味なんだけど、
私はこういう本があんまり得意じゃない。

想像力が足りない、
と気づかせてくれる本でした。

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2014年05月15日

Posted by ブクログ

肩肘はらずに女子の日常を描いて、ほんとうまい。この人の小説を読むたびに思うけど、きっとすごく性格が良いんだと思うな、藤野千夜って。

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2011年08月06日

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