あらすじ
新しい才能が描く、漫画の地平を切り拓く初作品集。
光溢れるフルカラーコミック。
漫画家、イラストレーターとして独自の世界観を表現し続けてきたカシワイ。その才能が世に出ることとなった初作品集が、紙版単行本の未収録作を90ページ追加して初の電子書籍化。
思索に満ちた、静謐で光溢れるフルカラーコミック。
[植物][収集][記憶][宇宙]
四つの主題で描かれる、眩いばかりの空想群。
当たり前にあるものの突然の不在……「消失の朝」
見知らぬ誰かの言葉に高鳴る胸……「漂流」
世界を形作るものに気がつく時……「一片のねむり」
いつもの夜空が奇跡に思える……「天象儀の夜」
ささやかだけど忘れがたい30の物語。
◆収録話◆(●は今回初収録)
<植物>
消失の朝/公園/107号室通信/●夏の再会/竹林/●出発前夜/●庭/旅する恋人
<収集>
漂流/電話番/●夕火/●ユートピア/窓
<記憶>
回遊/採掘/●あかない/層/●或るうつわ/一片のねむり
<宇宙>
乗り合わせ/音楽の模様/●5%の知人/●中空/●今日の重さ/交信/●3分間/●遠雷/天象儀の夜/連想/停留地
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この作品は是非紙媒体で読んで欲しい。
セリフ少なめで、絵と行間と雰囲気で読み進める漫画。
もう本当に絵が良い!良すぎる!
カシワイさんは、海外文学など著名な作家さんの装丁イラストを手掛けているイラストレーターさん。
柴崎友香さんや吉田篤弘さんがお好きな方はハマると思う。
1話完結なので、夜寝る前に夢見心地に読むのも一興。
Posted by ブクログ
執着できるなにかがあったり、心の真ん中になにか置いておける人間が羨ましいなと思う人には刺さる世界観。
主人公はふらふらしながらもこの「執着できるなにかを探す」こと自体に執着している気がする。
多分だけどそういう大切なものって探して見つけるわけではないから作品全体にずっと空虚なかんじがするのかなあと思った。
Posted by ブクログ
ウェブで連載していた時より紙で見た時の方が良かった、紙が向いてるなと思った。色の使い方が綺麗だった。不思議な雰囲気が好き。プラネタリウムの話が特に好き。
Posted by ブクログ
好き嫌いが分かれるのかもですが、なんというか『言葉にせずとも…』な表現がとても素敵な作品でした。
独特の色合い、光の表現、こころのなかがしんとするような空気感。
寂しさ、哀愁とはまた違って、後ろ向きに前向きな感じ。
伝わるでしょうか笑
他の作品もぜひ手に取りたいと感じました。
Posted by ブクログ
世界観が余韻を持って、読後にじわじわと残っているかんじです。強烈さは全然ないけど、まったりでもそれがじわじわ残る。
独特の余韻が素晴らしい。
凝り固まった意識を徐々に開放してくれる感じがしました。
いい作品だと思いました。
そんな作品でした。
Posted by ブクログ
優しい絵に心が落ち着く。
「植物」「収集」「記憶」「宇宙」と4つのドアの向こうに広がってる世界に気持ちを乗せる。
107号通信には切なさを感じ、層には記憶の曖昧さに共感できるものがあった。
その日その日によって自分の気持ちも変化して、また違った思いで見ることができる。