あらすじ
分析心理学の形成過程とその意義を解明しつつ描くユングの全生涯。「この仕事によって、筆者は自分の依って立つユング心理学を再検討し、自分の今後の方向づけを得られたようにも感じている」──50代の河合隼雄が自らの留学経験をもふまえて執筆した労作。
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Posted by ブクログ
興味がある人について興味がある人が語っている。という意味で二重にお得な本だったかな。日本人のその筋の専門家がまとめたユングという感じ。なるほどユングという人が少しわかり河合隼雄という人が少しわかったような気がした。面白い時代を生き抜いたユニークな人だと思う。西洋人のアイデンティティを大切にしつつ東洋の感覚を西洋的に顕現できないかと苦悩、思索したことが伺える。観る夢の内容がユニークで興味深かった。