あらすじ
深井龍之介氏、推薦&特別解説!
時間がない、停滞してはいけない、もっと稼がなきゃ、数字は絶対、羨ましいと思われたい……ビジネスパーソンの「しんどさ」は、資本主義でできている。
では、その資本主義は、どのように生まれたのか?
再生回数1億回超の超人気ポッドキャスト「COTEN RADIO」歴史調査メンバーが、圧倒的なリサーチ力で、資本主義の「どうしてこうなった?」を探り、適切な距離感を提案する。
先行き不明な時代で、振り回されずに生きる指針が見つかる!
【第1部 追手】
1章:時間 なぜいつも時間に追われているのか?
2章:成長 なぜ休日も心が休まらないのか?
3章:数字 なぜ「数字の支配」から逃れられないのか?
4章:労働 なぜ働くことは辛いのか?
5章:お金 なぜ人を年収で評価してしまうのか?
6章:消費 なぜ「つい買ってしまう」のか?
【第2部 構造】
7章:「6人の追手」と資本主義の関係
8章:分業 得意を活かせば世界はよくなる
9章:市場 自由な市場がこじ開ける人間の欲望
10章:商品 お金が世界の頂点に君臨する理由
11章:資本 労働者の生き血をすするのは誰か?
12章:イノベーション 資本主義はラットレースのように
13章:金融 「カネがカネを呼ぶ世界」は幸せか?
14章:欲望拡張原理 資本主義の原動力
【第3部 距離感】
15章:資本主義との適切な距離感
16章:「追手」との距離感を調整する
17章:時間はかかるが、変えられる
◆深井龍之介氏(株式会社COTEN代表取締役)特別解説
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Posted by ブクログ
年齢(50代に差し掛かった)等のせいか、特に仕事にしんどさを感じて読んだ。
内容、本の読み方(3つの原則)が分かってすごく納得した
特に労働(感情労働)、成長。
今回はしっかり理解したいことと、後で見返したいことから
本の内容メモを記録しておくことにした。
一度読み終えたときはここまでの満足感ではなかったが、
下記のメモを残すということはそれだけ大事にしたいということなのだろうと思う。
★5つ
本の内容メモ
人文知を自分の人生に生かす3つの原則
個人視点の原則
・主語を(人類とか世界とか)大きくしすぎない
・あくまで私にとってどんな意味を持つのかという視点で考える
バランスの原則
・極端に走らない(極端な意見の方が魅力的だが)
・人類の歴史において極端な意見が悲惨な結果をもたらすことが
何度も繰り返されてきた
希望の原則
・よく理解したうえで、この世界に希望を見出す努力を徹底する
資本主義の6つの追手
時間
・循環的な時間の流れから直線的に(始めと終わりがある)
中世の修道院、産業革命後の向上にルーツがあるといえる
成長
・進化論の間違った解釈(生きている間に進化する)
「生きるために成長せよ」とありのままでいたいことで引き裂かれる
数字
・何事も数字で表す、数字で評価
労働
・本来つらいはずの労働に宗教的意義や自己実現を上積みしてきた
・さらに「感情労働」(スマイル0円、管理職は機嫌よくいる必要がある)
が求められている
お金
・「お金に執着するな」と「お金を稼げ」の間で引き裂かれる
消費
・イメージ、他人との差異に着目した記号消費がSNSが普及した
現代において大きな意味を持つ
資本主義の原理
・利潤獲得機会の追求と、消費者の欲望開拓が続けられる
企業と消費者はともにその自動運動の歯車
・欲望拡張(内へ外へ)の行きつく先は「虚無」盲目的な事故拡張があるのみ
資本主義社会の中で生きるときに感じる「しんどさ」の革新的な要因
・「欲望拡張原理に適合するかどうか」というモノサシであらゆることが
評価・判断されるから
・人間は本来、偏差値やお金を稼ぐといった単純なモノサシでは
測れない存在
資本主義はすぐには変わらない、距離感を調整していく
時間:循環的な時間間隔を取り戻す
時間は足りない(所有する)ものではなく、時間の中で生きるもの
成長:進歩史観の物語から降りる勇気を持つ
休むことを自己目的化して休む
数字:数値管理の弊害をよく理解する
測定執着(成績、お金)に陥っていないか点検する
労働:一生懸命働かないといけないちう価値観の内面化に気づく
働く自分=本当の自分という思い込みを切り離す
労働は大変なものと割り切る
感情労働が求められる世の中になっている
お金:お金と道徳の綱引きをあえてし続ける
これ以上は余剰、あれば儲けもんという線引きをする
消費:欲しいという感情の出所を問い直す
SNSは消費の劇場
楽しむことの強制という逆説に気づく
資本主義との距離感は変えられる、ただし時間はかかる
Posted by ブクログ
資本主義と適切な距離を置いて、生きていく。
分業→時間 循環的な時間(自然観察から生まれた素朴な直感)を感じて、ひと時を味わい直す余白をもつ
季節の移り変わりや年中行事など、日々繰り返されていることに意識を向けて大切にする
市場→消費 それは本当に自分の欲求かと自分自身に問いかける
暇や退屈こそ最高の贅沢である
商品→お金 もっとお金を手に入れたいが道徳的でありたい
資本→労働 労働の辛さの本質は、構造的なものかもしれない という視点をもつ
イノベーション→成長 ダーウィンが論じた進化論 進化は 進歩や発展ではない
どのような変異が生じるかはランダムであり、どのような性質が有利かは環境によって変わる
進化は条件次第でどのような方向にも進みうる
現状維持:変化の激流の中で必要十分なラインを守り抜いた強さ
金融→数字 あくまでも手段であって、目的ではない