あらすじ
異形の右派勢力が日本を動かす!? 安倍政権を熱狂的に支持した「岩盤保守層」。安倍氏の死後、かれらがよりどころにしたのは高市氏やトランプ氏、参政党、日本保守党といった新たな右派アイコンだった――。日本政治を左右する「右派」の実像に迫る。
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Posted by ブクログ
松谷満「右派市民と日本政治」(朝日新書)
日本の右傾化を悲憤慷慨するような本ではなく、右派をきちんと定義して大規模な世論調査を行い、どんな種類に右派が日本にどれくらいいるのか、年齢や性別、社会階層別に特徴があるのかどうかなどを分析している。彼による右派の分類は
(1) 愛国主義者:大日本帝国が好きな人
(2) 伝統主義者:家族や性愛のあり方を変えたくない人
(3) 排外主義者:中国や韓国が嫌いな人
(4) 反左翼:立憲や共産が嫌いな人
この(1)-(4)全部に当てはまる人は極少数で、大抵の右派はこのうち1つか2つ程度しか当てはまらないらしい。このうち(2)は高齢者が多いが、(1)(3)は若い高学歴な自営や管理職が多いと。これらの調査結果と最近の選挙結果を対比しての説明は結構面白い。
ちなみに私自身の右派度はこんな感じだ。
(1) 第二次世界大戦後の断絶というよりは戦前との連続性を重視する。ただし戦前の日本を全肯定するものではない。
(2) 夫婦別姓や同性婚には反対しない。
(3) 中国の現政権は大嫌いだが、個々の中国人は別に嫌いではない。日本に財産を持って逃げてくるなら歓迎。今の韓国には悪感情なし。
(4) 立憲や共産を見ているとかなりイライラする。