あらすじ
両親のいない明は義兄・友広から、ある男の元で住み込みの家政夫をして欲しいと言われる。苦労をかけてきた兄の頼みならと引き受け、約束の場所へ向かう明。そこには大柄で男前な斉賀という男がいて、「お前の兄貴は借金のカタに、俺にお前を売ったんだ」と告げ、好き勝手に身体を蹂躙してくる。明自身には興味を示さず身体だけを求める斉賀だが、明は次第に彼へ惹かれていき……。 旭炬先生の美麗なイラスト入り♪
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Posted by ブクログ
この作者さんの義兄弟もので、同じDARIA BUNKOの「誘惑のプロセス (義弟編)」「熱情のロジック (義兄編)」が好き。
どちらも似たようなシチュエーションだけど、今回は特に仲の良い義兄弟と言うわけではなく、義弟の方は義兄に申し訳ないと思っているのは同じだけど、義兄の方は負担が大きくなってきて義弟を逆恨み?(笑)
義兄バージョンも読みたい。←こちらの方がオモシロそうな…(笑)
Posted by ブクログ
兄に売られると弟とそれを渡された社長の話。
私、意外とこういう話好きかも!!
正直なところ斉賀(社長・攻)が明(弟・受)をどうして好ましく思ったかとか明の静かすぎる部分などはもう少し深く読みたいと思わないでもないけど、このうっすらぼんやり感がもしかしてこの本の良さなのかもと。
義兄に負担を掛けまいと生きる明がその兄の借金の為に斉賀のもとへ行くんだけど、確かに最初は凌辱なんだけど、どうしてもそこに鬼畜さを感じられずちょうど良かった。受けの雰囲気がもう少し甘ったれかツンとしてたら鬼畜さが合った方が良かったかもだけど、今回はこの冷めた感じだけどどこか憂いのある斉賀がとても良かった。
最後の最後まで義兄に売られたホントの理由が分からなくて、斉賀が全部話してくれるけどその片鱗をまったく話中に見せなかったのも良かった。
おかげで、斉賀と明の淡々としながらも少しずつ心がすれ違うさまの流れが訥々と語られてて、静かにでも確実に変わっていくお話が好きな人にはいい作品だと思う。
☆3.8