【感想・ネタバレ】事物はじまりの物語のレビュー

あらすじ

「解剖」「スキー」「石鹸」「洋食」「アイスクリーム」「傘」「国旗」「幼稚園」「マッチ」「電話」「蚊帳・蚊取り線香」「胃カメラ」「万年筆」の十三編のはじまりの物語。そのひとつひとつに歴史があり、人の営みがある。江戸から明治にかけて、人々は苦労して新しいものを取り入れ、初めてのものを作りだした。三十年以上歴史小説を書きつづけてきた著者が豊富な史料を駆使して書いた新鮮な驚きが溢れる物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「解剖」から「万年筆」まで、13の事物について、日本に広まっていった経緯が簡単に解説されています。著者は有名な歴史小説家ですが、自信の想い出が織り交ぜられていて、単なる雑学本ではなく上質なエッセイとして読めます。西洋料理は当初は日本人には不評だったという点と、薩摩藩の西洋式帆船が日本国旗の起源だという俗説を訂正している点が、特に印象に残りました。

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2025年01月27日

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