【感想・ネタバレ】未館成の殺人のレビュー

あらすじ

X大学ミス研の夏合宿の舞台は、建築家・黒澤泰洋が忽然と姿を消した無人島。島には建設を中断された、奇妙な館の基礎部分だけが残されていた。到着早々、本土との唯一の連絡手段である船が炎上、完全に孤立する。飢えと渇きで衰弱していくなか、生き延びようと策を講じるが、ひとり、またひとりと不可解な死体となって発見される――。絶望のクローズドサークル。生き残るために必要なのは、サバイバル能力かミステリの法則か!?

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Posted by ブクログ

御蔵島から約1時間の距離にある無人島。
その島には綾辻先生の館シリーズ、中村青司のモデルとなったとされる建築家
が最後に建てようとしていた館が建設途中のまま放置され、
件の建築家も行方不明となっている。
まさに未完成の状態で、広間を中心に8つの部屋を作りかけたような基礎を露わにしている。
X大学ミス研メンバーは合宿のうちの1泊を過ごすつもりで来島するが…

クローズドサークル。絶海の孤島もの。かつ館もの。
ワクワクしかない。
島に到着してからはサバイバルで、いかに水を確保するのかが最重要課題。
火をおこすにも、食料を確保するにも、岩礁のような島で、道具も限られていて。
臨場感により、読んでいて喉が渇いているような錯覚を起こしました。
無人島に行く事などないだろう人生を送っているのですが、
何だか危機感にかられて蒸留水の作り方の動画などを見て、
これは一生の知識として保管しようと心に誓いました(笑)

登場人物たちが二転三転する推理を繰り広げ、展開が読めず。
ラストも予想外。
館もの…にしては少し館成分が物足りない感じがしますが、
方舟、十戒が好きな方にはおすすめです。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

ハッピーエンド??バットエンド??
このエンドはなーに?笑
最高に面白いじゃん。そーいうこともあるのね?
いい感じになってんじゃないよ!!全く!!!

最後の展開が2転3転4転くらいして、どうなるの!?ってハラハラドキドキしながら読めるいい作品だった。

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

★5 ミス研メンバーが孤島に誘われる定番ミステリ、ありがちな題材を品良くオマージュ #未館成の殺人

■あらすじ
X大学の推理小説研究会のメンバーは、夏合宿で孤島でキャンプをすることになった。そこは著名な建築家が所有する島で、奇妙な館を建築中ながら、未だ基礎工事までしか進んでいないらしいのだ。

ス研のメンバーが島に到着すると、突然船が爆発炎上! 残された水や食料は少なく、連絡手段も破壊されてしまう。生き残るべくサバイバルを始めるのだが、ひとり… またひとりと…

■きっと読みたくなるレビュー
★5 おもろい! 本格ミステリーファンには堪えられない作品すね。そうそう、こういうのを待ってたんだよ!ってヤツ。

信国遥先生はデビュー作『あなたに聞いて貰いたい七つの殺人』で光るものを感じてたんですが、やっぱり花開きましたね。いまのところ本作が今年の本格ミステリーの筆頭じゃないかな。

本作は大学ミステリ研究会のメンバーが孤島に誘われ、脱出&連絡が不可能になるという古からの基本設定。『未館成の殺人』とあるから館ものかなーと思いきや、そうであるような、ないような… ちなみに平面図は用意されてません。ただクローズドサークルではあり、やっぱり予定調和どおりに殺人事件が発生して――という筋立て。

定番っぽさを強めでご紹介しているんですが、これには訳があるのです。本作は本格ミステリーあるあるを上手にパロディにしており、ファンであればあるほどニヤニヤがとまらない仕掛け。

有名な建築家が奇妙な建物を建て続ける&行方不明なんて設定、綾辻行人先生の「館シリーズ」そのまんま。さらにはミステリー批評なんかも「人物か描けてない」とか、書いてる側の苦労も知らずに好き勝手いわれたりさ。あと他にも、事件に関わる重要な部分においても、「ありがちな題材」がでてくるんすよね~

また進行についてもあれこれ展開が多い訳ではなく、比較的にはスタンダード。サバイバルシーン以外は、ずーっと事件について議論してるんだよね。ひとつずつ疑問提示、考察、理解、再検討…って感じで、丁寧に謎解きを楽しませてくれます。なので、結構パワフルな本格ミステリーだと思いますよ。

キャラクターもミステリーのキャラって感じで魅力たっぷり! 涌井の嫌われっぷり、三雲との不仲っぷりなどなど、もはや想像通りで大好き。舌戦からイガミ合いまで、めいっぱい味わいました。

謎解きも練られていましたね~。当然ロジックはしっかりしてるし、シンプルには終わりません。犯人が想像以上というか、ある作品と比べちゃうこともあって「この人を使っちゃうのねー、意外」という感想。

そして一番唸ったのは、クローズドサークルで水も食料も少ない状況なのに、なぜ殺害しなければいけないのか? という真相部分。ちゃーんと伏線も書かれているし、なるほど感が高い。参りました。

これ以上は楽しみを奪っちゃうので、ぜひ読んてみて下さい。本格ミステリーファンは必読の一冊ですよ!

■ぜっさん推しポイント
本格ミステリーって、動機が比較的シンプルなことが多いんだけど、本作は拘りを感じました。元々どんな出来事があって、こんな大きな事件に発展してしまったのか。そして過去これまで誰が、何を想って、どんな行動をしてきたのでしょうか…

物語を振り返ってみると、現代ならではの業が渦巻いてることに気づかされるんすよね。生きることに必死な感じがして、ちとしんどくなりましたね。

■人物表
人物表がついておらず、序盤は混乱しがちかもしれません。書いておくのでご参考までに。

●X大学の推理小説研究会
涌井正義  四年 男性
三雲清世  四年 女性
遠藤恭平  三年 男性
北見律   二年 男性
西京晴希  一年 男性
白波瀬真緒 一年 女性

名瀬朝日  OG  女性(故人)

●黒澤家
黒澤泰洋  建築家(行方不明?)
  泰明  長男
  洋高  次男
  日和子 長女

●その他
雨鷺    船長

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2026年03月30日

Posted by ブクログ

うわぁーーー!!!!
本を読んで衝撃をくらったのは久しぶり!
作者さん巧いなぁ!
後半からは一気読み!
面白かった!!

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

序盤から少しも だれることなく一気読み。
館のない館もの。
クローズドサークル。船の炎上。サバイバル。
こんなの、わくわくしかない!
解決編は、何が真実なのか読み進めるほどわからなくなっていく。
そして真相に鳥肌。
結末も最高!
めちゃめちゃ面白かった!

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

孤島と館ものが大好きなので惹かれて読んだ。
思ったよりサバイバル成分が強くてハラハラも。
登場人物同士でこうじゃないかと推理合戦する様子は見てて面白い。

犯人の動機はなかなかイカれてるが、あの最後の終わり方は、なかなか哀愁があり好み。2人は助かったのか否か…。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

今年読んだ中で(今のところ)一番震えたミステリ。
はいはい、大体結末分かっちゃったな…と終盤まで思っていたところからの見事などんでん返しでした。
これは、今年のミステリランキングに絶対入ってくるんじゃないかなぁ。とても面白かったです!

そして、これまで読んだ中で一番過酷なクローズド・サークルでした
合宿で訪れた無人島に閉じ込められたミステリ研究会のメンバーたち。ここまではミステリではよくある設定だと思いますが、今作のロケーションは泊まる館も水も食料もなく(水は500mlのペットボトル6本と1.5Lのペットボトル1本のみ)、電気やガスはおろか火さえ起こせない(しかも、真夏!) 。勿論携帯の電波は通じません。しかも、彼らが遭難したことに少なくとも1週間は誰も気づかないだろうという状況。そもそも生き残ることが絶望的に思える絶海の孤島なのです。
そんな中で殺人事件が起こります。このまま何もしなくても近いうちに全員死ぬのに、なぜわざわざ殺したのか…?犯人は誰?という謎を解いていくミステリです。

なんとなく、某人気ミステリを思い出すラストでした。
読んだ人とあれこれ語りたくなるミステリ。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

「孤島の館に閉じ込められた大学の推理小説研究会」
ミステリファンなら思わずニヤリとしてしまう最高のシチュエーションから物語は始まります

名作へのリスペクトを感じるオマージュが散りばめられつつ、この作品にしかない独自の仕掛けにどっぷりハマってしまいました。

「こうなるかな?」というこちらの予想を鮮やかに裏切られ、二転三転する展開に最後まですっかり翻弄されました。

久しぶりに、時間を忘れて一気読みしてしまった本格ミステリ。
王道設定が好きな方にも、新しい驚きを求めている方にも全力でおすすめしたい一冊です

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

 X大学ミス研の面々が絶海の孤島で飢えと渇きで苦しむ中で起きる連続殺人と一人の建築家が建てようとした奇妙な館の基礎部分が孤島×クローズドサークル×連続殺人という本格ミステリーの魅力を引き立てると同時に、根幹の謎の「極限状態の中で何故殺人を犯すのか?」が予想だにしないもので驚かされた。

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

なかなか面白かった。
ミステリとしての伏線と外側の伏線含めてなかなか良かった。

3160冊
今年59冊目

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

​阿津川辰海さんの紹介で知った一冊。

「水も食料も日陰もない極限状況。このままだと全員死ぬ。なのに犯人はなぜ、わざわざ殺人を犯すのか?」

この概要の一文にやられた。
さらに「孤島×連続殺人×館」という大好物の要素がこれでもかと詰め込まれていて、手に取らずにはいられなかった。

登場人物の行動に現実味が薄かったり、人物像が掴みきれなかったりして、物語に没入するというよりは、一歩引いた視点で眺めているような感覚。

普段は古典ばかり読んでいるせいか、全体的にライトに感じたけど、シチュエーションの斬新さとテンポの良さで最後まで一気に読んでしまった。

現実逃避できる物語で、気楽に読書したい気分にぴったりだった。

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2026年03月23日

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