あらすじ
「仕事で失敗すると、なかなか立ち直れない」
「ちょっと叱られただけで、ムッとして投げやりになってしまう」
「まわりの人がみんな自分よりすごく見える」
……こんな考えにとらわれがちな方、いませんか?
あなたがネガティブな思考にとらわれてしまっている理由、それはズバリ、自信がないから。
だって世の中すごい人ばかりですよね。
テレビに出ている人も、新聞に載っている人も、周りの人でさえも、みんなみんな、すごい人ばかり。
それと比べて自分なんか…。だからがんばる! 仕事も趣味もがんばる…!
で、また失敗。
本書はそんな負のスパイラルに陥った人に向けた本です。
自分の性格を変えたい、そう思った方はぜひ本書をご覧ください。
世界が変わります。ほんとうに。
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Posted by ブクログ
心屋さんの本は、落ち込んでいるとき、自分の不安をどうしていいかわからないときに助けてくれる本じゃないかと思う。
「あなたの性格は、変えられる」というタイトルだけれど、この本はそのための準備として、自分のだめなところを認めてあげる本だ。
印象に残ったのは、心屋さんが心理カウンセラーとして順風満帆で本もセミナーも成功し始めた時、「自分はなんてできないんだ」「自分にはなんて魅力がないんだ」「自分はなんてダメなやつなんだ」と、ふいに絶望感に襲われたというお話。
「部屋の中の電気を消して、過去の自分の『できなかったこと』『やってしまったこと』『嫌われたこと』一つ一つ思い出して、とことん絶望感を味わってみたのです。すると、突然自分の中から『そんなことないぞ』という気持ちがわきあがり、笑いが込み上げてきたのです。」
自分のダメなところをしっかり見てこそ、自然な自信が出てくるんだというのを感じた。
「何もできない、ダメダメな自分だったとしても、自分を愛すること」ができれば、すっごく楽に生きられると思うし、それって実は自然でとっても強い自信だと思う。生まれたときは持っていたであろうこの自信、元から自分にあった自信を取り戻すためにも、今の自分をしっかり認めてあげる事だなと感じた。
だめでいいんだ。
私は以前、「セルフイメージを上げねば」と躍起になっていたことがあった。
でも、それは今のそのままの自分に自信が持てない焦りからだった。
一度、「だめでいいじゃない」と認めてしまえば、もっと楽に自然に自信もついていったんじゃないかと思う。
また、「こうなってはいけない」と考える程、そのことをイメージしてしまうことに悩まされていたのだけれど、
「OOしても、いいじゃない」と、いったん認めてしまうと、その悪循環から抜け出せることを教えてくれたのもうれしかった。
「失敗しても、いいじゃない」(でも、しなくてもいいじゃない)というふうに、どちらの選択肢にもマルをつけてあげる。
執着を手放す。
すごく楽になることを教えてもらった!