あらすじ
インフレを人為的に起こし、デフレ脱却を図るアベノミクスは、一見成功しているように映る。しかし必ず大きなゆり戻しが来る! その先に待っているのは超格差社会だ。米国サブプライム危機や欧州債務危機を予見したカリスマエコノミストの警告!
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Posted by ブクログ
アベノミクスのインフレターゲットによる景気の回復を鵜呑みにしてはいけないことは分かったが、著者の論理も鵜呑みにできないほど、根拠がしっかりと記されていない。
結局、テレビ番組で適当な意見を言う解説者と変わらない。
単なる親米でしかない。
15/11/16 再読。
デフレ脱却を景気回復のポイントとするアベノミクスに反対し、デフレのままで成長産業を育てて行こうという趣旨。
やや親米のところもある。
以下、読書メモ。
・景気回復するから物価が上がるのであって、物価が上がったから景気回復するのではない。p67
・公共工事を増やすことで一時的には雇用が生まれるが、余った労働力がサービス業に流れ、賃金が下がり、質が低下した。p94
・海外投資家の日本国債所有額は80~90兆円。p92デフレスパイラルはデフレが起点ではない。p105
・銀行が破綻し、国が守ってくれないという危機感から中小企業にお金を貸さなくなった。資金繰りが厳しくなり、給料があげられなくなったわp111