あらすじ
ミステリーランキングを席巻した超話題作が文庫化!
「このミステリーがすごい!」5位、「本格ミステリ・ベスト10」4位、「ミステリが読みたい!」6位
ミステリー界最注目! メフィスト賞作家の勝負作
読後必ず誰かと語り合いたくなる、多重解決謎解き長編ミステリー!!
フランス革命が起き、封建制度が崩壊するヨーロッパの小国で、元・吟遊詩人が射殺された。容疑者は「四つ首城」の改修をまかされていた三兄弟。
五人の関係者が襲撃者を目撃したが、犯人を特定することはできなかった。三兄弟は容姿が似通っている三つ子だったからだ。
DNA鑑定も指紋鑑定も存在しない時代に、探偵は、純粋な論理のみで犯人を特定することができるのか?
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Posted by ブクログ
読み始めは正直、文調や時代背景などに馴染めず、最後まで読めるだろうかと不安に思った。だが、読み進めるうちにいつの間にか世界観に没入し、すらすらと読むことができた。
事件を解き明かす過程は描かれるものの、ミステリーというよりは、人物や歴史に関する魅力的な物語だと思った。この時代における身分であったり、権力であったり。違うものを手にする、それぞれの異なる生き方。そして革命を経て、国や時代そのものが大きな変化を遂げる過程。ここで幕を閉じるのかと思えば、結末に向けて急速に、様々な真実が明らかになる。今まで見てきた彼らへの見方も変わる。これはミステリーだ、と思った。そして、もう一度読み直したい、そう感じさせる一冊だった。