【感想・ネタバレ】文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだしのレビュー

あらすじ

豆腐を載せた盆を持ち、ただ立ちつくすだけの妖怪「豆腐小僧」。豆腐を落としたとき、ただの小僧になるのか、はたまた消えてしまうのか。「消えたくない」という強い思いを胸に旅に出た小僧が出会ったのは!?

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Posted by ブクログ

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★4。
小説の体を借りた妖怪入門書だったけどわかりやすくて面白かったなー。人間あっての妖怪、という観点は新しい感覚もあり、ある意味で真理というか。かつ、夢がないというオチにはならないのがさすがだった。ちょっと色んな妖怪好きに読んでもらって感想ききたいわ。ただ豆腐小僧がアホすぎてイラッとしたりもしたけど(笑)
終盤の妖怪大戦争のところはワクワクしたなー。あと最後の染五郎の寄せた文章がオタク丸出しで面白かった。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤で二度ほど過去に挫折してましたが、やっと読破しました。
序盤は本当に慣れない書き方や説明が読みづらくて辛かったのですが、達磨先生や三毛姐さんなんかが出てくるあたりからは登場キャラも増えて、ストーリーも進んでいくのでだいぶ面白くなりました。
終盤のドタバタ劇の百鬼夜行はぐんぐん読めて楽しめました。

妖怪たちがとにかく愛おしかった。
特に豆腐小僧が可愛くて可愛くて!

続編もまた今度読みたいな。

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2013年11月17日

Posted by ブクログ

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 私が読んだのは表紙が張子?の豆腐小僧なバージョン。初めて見たときはこの張子、結構気色悪いと感じたのだけど、読んでいるうちにだんだんかわいく見えてくるから不思議。アニメ映画のようなかわいいキャラデザもいいけど、私の脳内の豆腐小僧は始終こっちの張子風な顔をしていた。

 相変わらず薀蓄満載で分厚い本だけど、京極夏彦はテンポのよい文体とムダに改行が多い(失礼)ので見た目ほど長さを感じない。妖怪の入門書としても楽しく読めた。

 豆腐小僧みたいに、誰かの創作したキャラクターが、別の誰かに感得されることによって、居ないけど居ることになってるのを想像して、だいぶ楽しくなった。

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2013年05月30日

Posted by ブクログ

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2010/10/24 アミーゴ書店Blumer神戸店にて購入。
2016/4/4〜4/13

6年ものの積読本。豆腐小僧シリーズ第一弾。
浅学にも豆腐小僧という妖怪は知らなかったが、魅力的なキャラクターに
仕上げてきたなぁ。読めば自然と妖怪や幽霊の概念について詳しくなれるのも良い。続編も楽しみだ。

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2016年04月15日

Posted by ブクログ

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読んでるあいだは、豆腐小僧のおっちょこちょいぶりに、ほのぼのできた。寝る前のよい入眠剤になりました。

内容は、
妖怪は人が感得しているから存在している、ということ。
妖怪は自然現象や人のまわりにおこるうまく説明できない事象の説明であるということ。
ただし、豆腐小僧は江戸時代からキャラクターとして存在したということ。
(鬼太郎の先駆けか!)

また、京極夏彦おなじみの邪魑や姑獲鳥や魍魎やらがでてきた

構成は、妖怪うんちくにはいると1ページとかながながのべるのは健在
読み飛ばしたくなる気持ちを抑えて、長ったらしい文章を読み込んだ

寝る前、入浴時にちょこちょこ読んで1、2週間かかった

市川染太郎のあとがきがなかなかよかった。

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2012年02月08日

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