あらすじ
世界に殺す者と殺される者がいるとしたら、自分は殺す側だと自覚する少年「僕」。もっとも孤独な存在だった彼は、森野夜に出会い、変化していく。彼は夜をどこに連れて行くのか? 「僕」に焦点をあてた3篇を収録。
「GOTH」シリーズ
シリーズ1冊目:「GOTH 夜の章」
シリーズ2冊目:「GOTH 僕の章」
シリーズ3冊目:「GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻」
※「GOTH 夜の章」と「GOTH 僕の章」は、「GOTH リストカット事件」を改題した書籍です
※「GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻」は、「GOTH モリノヨル」を改題した書籍です
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
主人公が名前を明かさなかった、というか分からないようにしてたのはやっぱ伏線だったのか。「土」犯人が丁寧語の線の細そうな男性でそれだけで無性においしかった!ずっと被害者は森野だと思ってたので、またもや騙されました。終わり方がそれでいいのかって感じですが、まあ、彼氏がそれでいいなら。「声」3本目のテープを聴きに廃墟に行く辺りから、手に汗を握りました。首へし折られるかと、もうドキドキ。主人公がついに自ら人殺しをーとやっぱり騙された。ややこしいけど、こういうのうまいなあ。この話でGOTHが好きになりました。
Posted by ブクログ
何十年ぶりかの再読。あの当時の衝撃はもう薄れてはいるけれど、同窓会のような懐かしさを感じた。いわゆる厨二病的な高校生特有の自意識の塊は20歳か25歳か覚えていないけれど、初読の時は生々しくて嫌悪と恥ずかしさにぎゃーっと思ったし、同時に目が離せなくて読み続けてしまう己の無駄に旺盛な好奇心に苛立ちめいたものを感じた。多分。久々に読み終えて思い出したのは僕の章ではなく夜の章から読んだ方が面白いかったはず。ということで、夜の章買うか…。
Posted by ブクログ
『リストカット事件』
手首を切り落とし、それを保存する犯人が登場する。
『土』
倒錯した嗜癖を持って生まれた人間は可哀想だと思っていたが、この犯人の男は自らの生まれを呪い、被害者を差し置いて過度に自身を可哀想な存在として扱っている点に苛立ちを感じた。
上巻の『GOTH 夜の章』にも当てはまることだが、語り手といい森野といい、思春期を拗らせた厨二病さが全開で、痛々しさがむしろ良い。
Posted by ブクログ
「GOTH」の番外編を借りたので、文庫版を読み直しました。
登場人物を思い出すためにサラッと読むつもりが、けっこうガッツリ読んじゃったな(笑)
表紙の図柄が合うように並べて、と。
単行本ではなかったあとがきを読めるのもいいね。
・リストカット事件
文字通りのリストカット。
・土
「埋めてみたくて、埋めてみました……」
・声
カセットテープ
単行本では★4にしてますが、今読むと、上下巻に分けると、★3の中ぐらいかな。
ナイフに魅せられて、みたいな話があったと思ってたんだけど、思い違いだった。
記憶って当てにならんね。
Posted by ブクログ
短編3作品の中でもdogが好きでした。グロテスクな表現や読むだけで悪寒を感じるような内容は、人を選ぶと思いますが自分は好きでした。細かい伏線やどんでん返しも楽しめる作品でした。