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Posted by ブクログ
面白かった。
殺戮現場などのシーンは思わず「ヴッ」と目をそむけたくなるような描写があったりしましたが、最後まで読むと「そういうことだったのか!」と驚かされました。
また「夜の章」というサブタイトルにも納得。
最初は分からなかったけれど、夜という女の子の話だったのですね。
後編も読むのが楽しみです。
Posted by ブクログ
現実味がない物語で感情移入がしにくい。しかし、それでいいと思う。
作者は後書きで怪物が出てくるおとぎ話のような物語だと言っていた。
後編も読もう
Posted by ブクログ
「犬」は予想してない展開だったので驚いたが、それ以降の話は僕の章を含め叙述トリックをずっと意識しながら読む事になったので少し疲れた。
Posted by ブクログ
曰く言い難い作品でしたが、正直に言うと、ひたすら気持ち悪い!?作品でした。
ただ、読後に感じたのは『ありかも』という仄かな気持ち。なんでだろ?
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死に魅せられた『僕』とクラスメートの森野夜。
事件はそんな森野の拾ったという連続殺人犯のものと思しき手帳。二人は殺人犯を追い詰める、というよりも現場見たさに犯人を追いかけます。
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とまあこの調子で、死にまつわる諸事件に首を突っ込む『僕』と森野。
但し目的は犯人を突き止めるためというより、犯人の犯す殺人を見たい、その気の方が強い。最終的に、殺人犯より一層猟奇的な二人により、何だか事件が解決!?みたいな感じになるという、そういう流れであります。
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ライトノベル出身ということで、たしかにどうも安易な流れ、都合がよい展開もありますが、まあそういうもの、という雰囲気で読めます。
他方、収録された『犬』という作品は、飼い犬の視点で描くストーリ。飼い主の命により動物に死をもたらす役目を背負った悲しい犬を描写します。こういうのもかけるのか、と。
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ということで乙一氏の作品を初めて読みました。
ライトノベル系はやはり得意ではないので、次はない・・・かもしれないなあ。
でも、自分の幅を広げたいという方(特に相応に年齢のいったかた)は逆にお勧めかもしれません。こうした系統の作品が若者には読まれる?というトレンドの一旦を垣間見ることが出来るかもしれません。
Posted by ブクログ
そういうのに興味があるお年頃の高校生の話だと思ったけど(間違ってはないけど)、あとがきを読むとそういうわけではないらしい。これを読んでて最果タヒさんの「ぼくらは殺意日和」を思い出したけどやはりそれとも違うようだ。森野が犬嫌いだったりと一番人間らしく感じた。でもなぜそう装って生きてきたのか分からなかった。そんなことをする必要はなかったのではないか。それはそんな感情なんて抱かないと思っていた彼女の罪悪感からかな。僕の章へ。