あらすじ
国境を越えて進行するM&A、EUのエネルギー再編、米大統領選挙、ロシア、中国、中東の台頭……。ロスチャイルド、ロックフェラーから、KKR、SWFまで。ダイナミックに変動する世界を読み解く。(講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
政治、金融、産業などを「牛耳る」人々。日本国内の閉じたメディアの中で生活していると一生知らないかもしれない人々たちの簡単な経歴と、つながりが紹介されている。
普通に生活していれば雑学以外の何者でもない。世界の中でビジネスをするようになって初めて活用できる知識。
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300人委員会とかそういう話でもなく、普通に超エスタブリッシュメントの人脈がわかる本。持ち株会社なんかを利用した複雑すぎる会社支配をみてると日本の株式持合い(=系列)の何がいけないかったのかよくわからなくなる。
キャピタリズムの本家本元も結構クローニー(w)な現実。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
国境を越えて進行するM&A、EUのエネルギー再編、米大統領選挙、ロシア、中国、中東の台頭…。
ロスチャイルド、ロックフェラーからKKR、SWFまで。
ダイナミックに変動する世界を読み解く。
[ 目次 ]
序章 誰が本当に世界を動かしているのか?
第1章 欧州の中心部で今、起きていること
第2章 カナダの巨大金融産業を支配する“パワー・ブローカー”たち
第3章 欧州エネルギー共同体とビルダーバーグ会議
第4章 「新ロシア王朝」の樹立とそれを支える新政商たち
第5章 進化を続ける21世紀のロスチャイルド家
第6章 世界を一つにしようとしたロックフェラー家
第7章 ウォール街の支配者たちの興亡
第8章 グローバリゼーションに参入するアジア、中東の資本家たちと欧米資本
終章 スモール・ワールドの行方
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
なんで家にあるのかわからない本の一冊。著者の経歴を読まなくても副島学派(?)かと分かる内容。
ビルダーバーグ会議なんかを中心に世界を動かしている人脈がなんなのかをまとめた感じ。個人的にはあんま人脈自体には興味なかったけど、ウォールストリートや投資銀行なんかの歴史に触れれてよかった。
Posted by ブクログ
ABNアムロは、ABN銀行とアムロ銀行が一緒になった。アムロはアムステルダムとロッテルダムの銀行でアムロ。
世界を支配しているロスチャイルド、ロックフェラーの人脈が解説されている。ロックフェラーは日本に造詣あり。特にトヨタ。そしてロックフェラーはナチスの優生学研究を支持していた。
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オルガルヒ 金融貴族 シロヴィキ
JPモーガンは1913まで中央銀行。1933 グラススティーガル法 投資銀行業務と一般銀行業務の分離 JPモーガンを商業銀行のJPモーガンと投資銀行のモーガンスタンレーに分離
Posted by ブクログ
今さら言うまでもないが、世界はお金持ちで回っている。私のようなものは相当な偶然でもない限り、その輪には入れない。ビルダーバーグがあって、三極委員会があって、ロックフェラーやロスチャイルドがいる。自分に利益があること、というのが彼らの行動の基本にある。そして潤沢な資金がある。
この本はそんな世界のガイドブックだ。そして笑ってしまうのだが、日本人というのは世界を動かしているこの基本的な要素にはほとんど含まれていない。つまり、日本は世界の道具として機能している訳だ。三極委員会にはまあその性質上参加者はいるものの、ビルダーバーグには日本人は登場しないのだ。
サブプライム問題にしてもそうだ。アメリカの大手に被害が出そうだ、というところで、日本には話しかけない。中近東や華僑へ話しかける。日本は道具だから、後からツケを回すだけでいい。あの国はアメリカの言うなりだから。
…そんなことが話し合われ、半年後、1年後、2年後に実際に起こる。そんな会議が現実に開かれているのだ。
これは事実だ。陰謀でもなんでもない。そのくらいは今の日本人は知っておくべきだと思う。