あらすじ
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現代の社会を知る上でも重要な学問ともいわれる「民俗学」。そもそも「民俗学」とは「民」(=人々)について「俗」(=ヴァナキュラー)の視点で研究する学問であり、日本においては、春夏秋冬の年中行事や風習から、身近な衣食住の伝統や習慣など、都市や地方のあらゆる「文化・もの」について、歴史や謂われ、理由などが存在する。本書では、現代にも繋がる礼儀やしきたりや祭祀、文化や風習、民間伝承、芸能、文化遺産から、昔話、怪談、(都市)伝説、B級グルメ、ネットミーム、パワースポット、七不思議伝と言われるものまで幅広く取り上げ、「現代民俗学」としてあらゆるジャンルについてわかりやすく紹介、解説する。
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Posted by ブクログ
島村恭則先生のこれまでの著書・話してきたことを図解にして分かりやすくした本。民俗学の基本的なことがビジュアルで理解できる。
各内容は見開き1ページで完結しており、左ページはイラスト、右ページは解説となっていて空き時間に読みやすい。
なので、私は目次を見て気になった項目を読むという読み方をしている。
これまで先生の出演しているYouTube動画や著書は幾つか見てきたが、この本はそれらの内容の要点が押さえられている。理解しづらかった点や忘れていた箇所の復習に役立っている。
民俗学に興味を持った方にも、先生の本が好きな方にもオススメな一冊。
Posted by ブクログ
極端に潔癖になりつつある現代の結婚式や、アニメ(例えば鬼滅の刃や呪術廻戦など)、日本人のマスク着用率が高いこと(=結界の役割を果たしている)も古くからの日本人の風習(ハレとケとケガレ)などが関わっているという視点はとても面白かった。
Posted by ブクログ
読み終わって心に残るようなものは正直あまりなかったのだけど、最後のデマと陰謀論を民俗学と結びつけるところは面白かった。
最近排他的な運動をSNS中心によく見るようになったり、これまで無自覚に信じてきたものが揺らぐような感覚に不安を感じていたのだけど、最後の章でもっと広い視野で見ると、面白い現象として捉えられる心のゆとりの持ち方を教わった感覚になった。それは今の私に必要な考え方だったので、読んでよかった。
「ネット上のデマを見た場合、それらは単なる「誤情報」ではなく、現代における「民間伝承」や「口承文芸」の1つとして捉えることができる」
「かつて柳田國男が各地の伝承から当時の人々の生活を読み解いたように、現代のデマもまた現代の民話として読み解くことができる」