あらすじ
「人は3日で変えられる」
「どんな環境でも人は伸びる」
人口7万人の地方クラブ、サガン鳥栖を悲願のJ1昇格に導き
結果を出してきた情熱の指導法とマネジメント。
●序章 なぜ松本育夫は人の心に火をつけるのか?
●第一章 人の心に火をつける11の鉄則
・上の者は下を3年で知り、下の者は上を3日で知る(指導者は1人、選手は11人以上)
・指導者に情熱がなかったら選手に見透かされる
・選手の査定表はシンプルにビシッと出す
・選手はえてして自分の潜在能力をわかっていない ……など
●第二章 結果を出すチームを作る15の鉄則
・究極のチームには監督がいらない
・選手は平等に扱う。ただし、公平はない
・勝つために歴史を勉強せよ
・野心を持ったコーチを使ったら組織が崩壊する ……など
●第三章 人を伸ばすために必要な指導法(選手、指導者の育成)20の鉄則
・指導者の指導者は選手である
・若者は3日で変えられる
・サッカー選手にピアスや茶髪、インターネットはいらない
・人間性は周りを見ることから育つ ……など
●第四章 リーダーに求められる11の鉄則
・監督が自分を売り込んだらダメな理由
・仕事はカネではない。契約書は細かく見るな
・前に進むときは人に任せろ。辞めるときは自分で決めろ
・指導者はおしゃれにも配慮せよ
・迷ったら原点に帰る。自分の幹は何か。枝葉に解決を求めてはいけない …など【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
凄く良かった。中でも驚いたのは「心に弱さを抱える選手に辛抱強く付き合うのも指導者の仕事だが、本当に大事なのは妥協をよしとしない選手に対して、さらに厳しい要求をしていく事だ」というくだり。
Posted by ブクログ
今の若い人には頭ごなしに言ってもダメというわりと現代的な考えもある一方で、妻は家で夫を支えるべきみたいな古い考えがところどころ出てきて違和感を感じた。
成功体験はもちろん、失敗体験を本書を通して知ることで、やっぱりチームマネジメントってやりがいがあるなと感じた。
Posted by ブクログ
サガン鳥栖の元監督:松本郁夫さんの本。松本さんが今まで関わったサッカーチーム、学校やクラブの話を通じて、人を育てるとは?チームで結果を出すには?という指導者の立場から書いてある。
章立てが、「~を伸ばす11の原則」みたいな今よく見かけるフレーズでまとめてあったのが個人的にはゲンナリ。中身は松本さんの体験から書かれてるものなのでためになることが多かったが、やはり文章の中にある太字の強調とか、章ごとのまとめみたいなページが挟まっていて、ハウツー本を読んでる気がして読後感はよろしくなかった・・・。
サッカーに対する真摯な考えや指導者としての松本さんの生き方には共感したけど、やっぱりこの章立てはどうも・・・。