【感想・ネタバレ】怒り(下) 新装版のレビュー

あらすじ

山神一也は整形手術を受け逃亡している、と警察が発表。
洋平は一緒に働く田代が偽名だと知り、
優馬は同居を始めた直人が女といるところを目撃し、
泉は気に掛けていた田中が住む無人島であるものを見てしまう。
日常をともに過ごす相手に対し芽生える疑い。三人のなかに、山神はいるのか? 犯人を追う刑事が見た衝撃の結末とは!

山神一也の過去に迫る幻の短篇
「八つの証言 『怒り』エピソード0」を増補。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

読みながら震えた。
信じるとは、相手の中にある“見えない部分”を受け入れること。
自分の弱さや不安を抱えたまま、それでも一歩踏み出すことでもある。
裏切られる可能性ごと相手を選び、結果ではなく選択そのものに覚悟を置く。
だから信じるという行為は、確信ではなく、静かな覚悟に近い。

1
2026年03月17日

Posted by ブクログ

人を信じることの難しさ、苦しさを描いた物語。
若い夫婦が自宅で惨殺され、犯人の男が逃亡して一年が経ったところから物語は始まります。
読み始めは犯人の逃亡劇かと思いきや、それだけではなく、千葉・東京・沖縄を舞台にそれぞれの登場人物の視点で、家族・恋人・友人を信じることができるのか?ということが描かれていました。
一番印象に残ったのは、洋平と愛子の親子。愛子は幸せになれると思いたいのに、心のどこかで娘に対する自信のなさが顔をだしてしまう描写がとても切ないです。洋平が田代に対して逃亡犯ではないかと疑い始めたとき、身近にいる田代の真面目さから逃亡犯なわけがないと思いつつ、逃亡犯との共通点を探してしまうあたりの心理描写はさすがです。
優馬や泉の視点も胸に迫るものが多く、苦しいのに読む手が止まらない作品でした。
今まで読んだ吉田さんの作品の中でもトップクラスに面白かった!まだまだ吉田修一さんブームは続きそうです。

0
2026年08月19日

Posted by ブクログ

2026.04.22 ★4.6

上巻は静かに淡々と時間が流れ、下巻からは怒涛の展開。

3ヶ所に居る身元不詳の男は一体誰なのか
誰が誰を信じていて、誰が誰を信じられないのか
「怒り」は誰が誰に向けたものなのか

一気に色々なことが起こり、ページをめくる手が止められない。

正直、読み進めるのが辛く感じる展開もあったが、ほんの少しだけ光が見える終わり方だった。


↓↓↓内容↓↓↓

山神一也は整形手術を受け逃亡している、と警察が発表。
洋平は一緒に働く田代が偽名だと知り、
優馬は同居を始めた直人が女といるところを目撃し、
泉は気に掛けていた田中が住む無人島であるものを見てしまう。
日常をともに過ごす相手に対し芽生える疑い。三人のなかに、山神はいるのか? 犯人を追う刑事が見た衝撃の結末とは! 

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

信じる 信じない 信じられない
信じていたのに裏切られる

結局最後は自分自身を信じることができた者だけが、自分にとって大切だと思う人のことを信じることができるのだろう

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

最初はちょっと自分に合わないかなと思いながら読み進めていたが、上巻の最後の方から引き込まれ、あっという間に下巻を読み終えた。最後は涙と感動が。恐るべし吉田修一。

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2026年03月15日

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