【感想・ネタバレ】毒蛇姫の宮廷菓子のレビュー

あらすじ

氷の魔女×野獣王のラブバトル新婚生活!?

ユリアーニャは美人で無愛想な王女。高圧的な父の元で臆病に育ち、上手く笑えない。
幼い頃から五回の政略結婚を重ねてきたが、すべて夫の頓死により実家に戻ってきた。まだ処女。夫が死んだのは彼女のせいでは…と噂されている。「氷の魔女」「美しい毒薬」などの異名を持つ。本当はすべてたまたまなのに…
実は甘い物が大好き。でも厳格な父の手前、隠している。
そんな彼女が今回、不退転の決意で嫁ぐのが、隣国の若き王・レオナルド。国を継いだばかりで後ろ盾が欲しい彼は、彼女の不吉な噂に怯えながらも政略結婚を受け入れる。
戦場の勇者で大柄で強面だが、実は×××な趣味があり…!?
お互いにお互いを内心怖がりながらも、なんとか始まる新婚生活は波瀾万丈で…!?

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

大国のお姫様であり、たぐいまれな美貌を持つユリアーニャ。そのため、幼い頃から政略結婚を5回も繰り返してきた。なぜなら、その5回とも夫が不遇の死を遂げたからだ。そういった背景から彼女に付けられた異名は「氷の魔女」や「毒蛇姫」。そんなユリアーニャの6度目の結婚相手は「野獣王」と噂される冷血で戦争ばかりしているエルザネス王国の若き国王レオナルド。ユリアーニャは不退転の決意でこの婚姻に臨むが、新婦にも新郎にも何やら秘密があり・・・。

葵木あんねさんの話はどれも好きで、今回の話もあらすじ見てからすごく楽しみにしていました。
ストーリーは王道のラブストーリーで、最初はお互い思い違いからそれぞれの相手をなかなか受け入れられないのですが、あることがきっかけとなり、だんだんと人となりを知って想いを通じ合わせていく、という話です。
そのきっかけになったのが「お菓子」です。いろんなお菓子が登場して読みながら私も食べたいなぁと常に思っていました(笑)
魅力のある登場人物たちも良かったです。まず主人公ユリアーニャ。お菓子を食べる時の可愛さといったらもう!序盤では甘いものをひたすら我慢しているのですが、その反動からかレオナルドがお菓子に見えて噛みつくという(笑)お相手のレオナルドも野獣王なんて異名がついているのに、実は幽霊が嫌いでお菓子作りが趣味というwwギャップ萌えすぎる。でもこの人、かなりの不遇の幼少時を経験してますし、王様になってからも命を狙われすぎて可哀想・・・これからは思う存分、ユリアーニャと幸せに暮らしたらいいよ。そして、ソロン!!彼は色んな意味で凄すぎる(笑)このお話は彼がいなければ成り立たないのではww毒薬に詳しすぎるし、拷問が趣味だし、すごすぎる(笑)レオナルドの弟も大概面白すぎるし、本当に個性的なキャラクターがいっぱいで飽きずにサクサク読めました。
レオナルドの母親との確執や国内のいざこざ、周辺各国との戦いなど、設定としてはなかなか重たいものもありましたが、キャラクターの言動が面白すぎて文章が暗すぎる・重たすぎるものになってないので、さらりと楽しめるのではないでしょうか。糖度もけっこうあります。ユリアーニャをからかうレオナルドにキュンキュンします。
ストーリーにもキャラクターにも満足させていただきました。面白かった。

0
2013年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死神姫かな、とあらすじで思ってしまったので、ちょっと微妙な印象。
陛下の意外な趣味にはちょっとにやにやしましたが。
王弟は、正直あほ過ぎてあんな待遇で厚遇される未来ってのが理解できん。まあ、乙女向けライトノベルにそんな高度なこと要求してはいけないけど、母親と一緒に離宮に幽閉辺りが無難なのではなかろうか。

0
2014年04月18日

「女性向けライトノベル」ランキング