【感想・ネタバレ】ファミリービジネスの教科書のレビュー

あらすじ

「株式が親族に分散してしまい、経営の方向性をまとめられない」
「従業員とどう向き合えばよいのかわからない」
「兄弟姉妹の間で役割をどう分けるべきか」……。

本書は、ファミリービジネスにまつわる115の問いにQ&A形式で端的に答えるものです。
115の問いは、ファミリービジネスの現場で苦労されている方々からの問いや悩み、経験談がベースになっています。

こうした問いには教科書的な正解はなく、それぞれの会社や家族が自らの答えを探し続けなければなりません。
その答えを見つけるにあたっての道筋や考え方のヒントについて、著者自身が20年にわたり経営者や従業員と接して得てきた知見をもとに本音ベースで解説しています。

ファミリービジネスに関する書籍は数多くありますが、その多くはデータや学術研究を中心にしており、実際の「人間関係」「家族の感情」といった、ファミリービジネス特有のウェットな部分にはあまり触れられていません。
そこで本書においては、できる限り「現場のリアル」を盛り込むよう努めました。法律や制度の話も含まれますが、それ以上に「ファミリーだからこそ起こる問題」「外からは見えにくい葛藤」といったテーマを重点的に扱っています。

本書が、ファミリービジネスに関わるみなさんが自らの会社の強みを再発見し、より前向きな経営へとつなげていただくきっかけとなることを願っています。

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Posted by ブクログ

どうしてこの会社ってこうなの?

そう感じたら本書のページをめくってみよう。

ファミリービジネスとは『ファミリーが事業経営や株式の所有に非常に大きな影響力を持っている』場合のこと。

本書はファミリービジネスについて経営者の悩みの種がQandA形式で網羅されていることにより、ファミリービジネス企業の組織風土が噛み砕ける。
ファミリービジネス経営者はもちろん、そこで働く従業員、ファミリービジネスの取り引き先などステークホルダーにもおすすめな本。
ファミリービジネス経営者の立場を知ろうとすることはファミリービジネスの事業継続の発展のため、ファミリービジネスと密接する地域活性化のため、共に両輪を動かすことに繋がるとわたしは思う。

ファミリービジネスならではの悩みはガバナンスが弱くなりがちで経営者以外の新鮮な視野が入りづらいことではあるけれどそれは経営者の経営判断のスピーディーさと中長期的な視点を保てる強みと表裏一体である。
ファミリーという公私を分け隔てづらい土壌は番頭役という従業員との仲介役がいることで解決される面もあるそう。

本書では会社の存続に関わる株式についての記述、ファミリーとファミリー外の役割の違いについての記述など、事業継承についてページが多く割かれている。
ファミリービジネス経営者に向けて書かれている本だけれど、ファミリービジネスの組織内の暗黙知、空気感はよく現れているため、いろんな読み方ができるとわたしは思う。

気になる方は、ご一読してみてください。





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2026年05月12日

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