【感想・ネタバレ】光さす故郷へ 満州から我が子を抱いてのレビュー

あらすじ

満州国軍将校に嫁ぎ幸せに暮らすよしの運命は、ソ連軍の奇襲で一変する。夫と生き別れ、日本を目指す逃避行が始まったのだ。狭く汚い無蓋貨車での移動、200キロの山越え……。乳飲み子を抱えての400日余りの壮絶な引き揚げの旅を綴る感動のドキュメント。
本書は、文庫版『光さす故郷へ よしちゃんの戦争』をもとに、サブタイトルを改題のうえ電子化したものです。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

著者の大叔母が経験した満州から日本へ引き揚げてくるまでの過酷な日々。昨年亡くなられた藤原ていさんの「流れる星は生きている」などで満州から博多港に着くまでに、たくさんの人が大変な苦労をされた話は知ってはいましたが、一人ひとりに違う人生があって、その経験を辛く苦しい思いをしながらも話してくれる人がいること、それを朝比奈さんのように本にして伝えてくれる人がいること、それを無駄にはしないように語り継いでいかなくてはならないと強く思いました。間違った方向にいかないように、皆が自分の故郷に帰りたいと思えるように。

0
2017年02月19日

「学術・語学」ランキング