【感想・ネタバレ】地球壮年期の終わりのレビュー

あらすじ

林譲治史上、最もシリアスかつ斬新なファーストコンタクト

2034年、激化する水利権紛争への対処のためエジプトに駐留する自衛隊に物資を輸送する紅谷は、カミカゼドローンの襲撃を受ける。彼を救助した全身防護服で身長3メートルのカスケリスと名乗る謎の存在は、地球侵略のため調査活動に従事していると言うのだが。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2034年現在の延長線上の近未来。米国は排外的独裁国家、日本は海外からのネット情報を遮断、自衛隊はPKOに積極的に派遣、在日米軍は米政府から半独立、自衛隊も政府からの自立を指向し秘密裏に核兵器開発。イスラエルのスエズ運河占領とナイル川の水利権紛争から北アフリカは大規模な戦争状態。
ガザ難民で日本国籍の紅谷は北アフリカで自衛隊の下請業務中に、ガザ難民で日本国籍の青沼はマネロン組織から横領し逃亡中に足柄SAで、パイロットの藤堂は地中海でNPOの病院船で、それぞれ宇宙人とファーストコンタクト。
各国は宇宙人が来ていることは掴んでいるものの、フェイク情報により情報操作、様々なフェイクの重なりやAIのフェイクにより実像が掴めなくなっている。
宇宙人は地球侵略が目的とは言うものの調査観察に重きを置き意図が見えない。紅谷が宇宙人の祖先の生態からスカベンジャーというと宇宙人が自らスカベンジャーと名乗る伏線が最後に回収される。宇宙人が発見した文明すべてが滅亡しており、滅亡過程にある地球文明を調査観察し滅亡の原因を明らかにすることが目的だった。
そのため、難民、亡命者の科学者が開発したフェイクを作らずフェイクの影響を受けない汎アフリカAI群に最初に接触。難民はAIに支援されたリーダーがいないコミュニティを形成。統治や公共サービスは分割されすべての人が従事。
 宇宙人はたんなる観察者をやめ、難民コミュニティと旧来の国家の対称試験体を観察。前者については文化侵略を許容。

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2026年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

p.184に誤植(~思った以上に巳道は気が立っていたようだ。跪いていた巳道をいきなり~殴りつけてきた。←巳道は巳道を殴らないよね。後の「巳道」が正しくは「青沼」)

カスケリス「~本能に依存しても平和になるわけじゃないってことだよ。~」
紅谷「シニカルな奴だな」(p.204-205)
←いや、たいていの地球人も、本能に依存して平和になれるなんて思ってませんぜ。

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2026年08月08日

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