【感想・ネタバレ】前田利家と妻まつ 「加賀百万石」を築いた二人三脚のレビュー

あらすじ

戦国時代の夫婦の物語といえば、豊臣秀吉とねねの話が有名だが、秀吉夫妻と終生の親交を結んだ前田利家と妻まつの歩みも、「ミニ太閤記」とでもいうべき輝かしい出世譚である。若気の至りで主君・織田信長の勘気をこうむり、足軽長屋に暮らしはじめた利家とまつ。まさにゼロからの出発だったが、実直・律儀に忠義を尽くす利家は、やがて帰参を許され、信長の計らいで前田の当主となる。その後、戦場往来の日々に生きる利家を、妻まつはしっかりと支え、二男九女を育て上げていく。信長の横死、秀吉の台頭と天下統一という激変のなか、利家は「加賀百万石」の大名として豊臣政権の屋台骨を支えるようになる。だが秀吉が没し、利家も後を追うように病没すると、加賀前田家の存続をかけたまつの闘いが始まるのだった。2002年のNHK大河ドラマは「利家とまつ」に決まった。女流作家ならではの繊細な筆づかいで、テレビに先駆けて戦国の夫婦の物語を描く力作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

金沢に旅行に行くので予習として読んでみた。
まつといえば、利家を内助の功で支えた、というイメージがありますが、
読んだ印象だと、利家が死んだ後の方が藩に貢献しているような…
とにかく、子だくさんな夫婦だったようです。
あっちこっちに養女に出したり嫁がせたりした(せざるを得なかった)結果、非常に難しい立場に置かれたようです。しかしそこで地味に徹した結果、前田藩は生き残った…って感じなのかな。

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2010年12月25日

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