あらすじ
本書では、精神科医でベストセラー著者のダニエル・エイメン医師と、学校や精神科で長年現場に立ち続けてきた心理学博士のチャールズ・フェイの2人が、研究と臨床から得られた豊富な知見と、親としての経験を結集させ、「子どもの折れない心」の鍛え方を、脳科学と心理学の両面から、わかりやすく解き明かします。
前半のPart1では、感情のコントロール力、自制心、責任感、やりぬく力、他者への思いやりや共感力といった「生きる力」が、実際にどうやって育つのかを、様々な親子の実例とともに、脳や心の発達段階の変化と結びつけて理論的に解説します。後半のPart2は、すぐに役立つ実践編です。ここでは主に、10代のお子さんを持つお父さん・お母さんに向けて、「子どものいじめにどう対処する?」「成績不振の子にどう手を差し伸べる?」「子どもの友人関係や思春期の恋愛をどう見守る?」「スポーツや習い事を楽しく安全に続けるには?」など、子育てのよくある悩みに対し、実証済みの具体的な答えとヒントを示します。
先の見えない時代を生きる子どもたちに必要なのは、失敗や逆境に負けず、それを乗り越えていく「タフな心」です。本書が目指すのは、子どもが自分で考え、選び、人生を切り拓いていくための「軸」を育てること。読み終えたその日から、子どもへの関わり方や親子関係が少しずつ変わり始める──本書はそんな確かな手応えを与えてくれる1冊です。
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Posted by ブクログ
メンタルが強い子に育てたい。
そのために“丈夫な心の土台となる頑丈な家を建てる”必要がある。
そしてその要素の1つとしてピックアップするのは、
“4.子どもを楽しませようとするのをやめる”ことである。
✾メンタルが強い子に育てる
✾ダニエル・エイメン/チャールズ・フェイ/訳:鹿田昌美
✾日本経済新聞出版
メンタルが強い子に育てるために必要なこと。
●親自身が脳を大切にする
●子どもに脳の大切さを教える
●子どもに脳のいたわり方を教える
そう、“脳は「宇宙一」素晴らしい器官”なのだ。
人間の脳とは、
●通常重さが役1.3キログラム
●硬さは柔らかいバターや豆腐、カスタードくらい
●内側に鋭い突起のある硬い頭蓋骨の中に入っている
その脳を大事にしていくための
●親子のための7つの脳の原則
が示されることから始まる本書。
●コンサルタントタイプの親
●関係性の「構築」と「修復」ー5つのメッセージ
●効果的な「制限」と「ルール」のための6つのステップ
●子どもに伝えたい8つの基本ルール
●丈夫な心の土台となる頑丈な家を建てる…etc.
と多様で細やかな記載があるため、「こんな時どんなことを意識したらいいのだろうか」という思いに適切なアドバイスをもらえると思います。
中でも私の心に強い印象を残したのが
“丈夫な心の土台となる頑丈な家を建てる”
のパートで出てくる、
★“4.子どもを楽しませようとするのをやめる”
というところ。
この言葉だけを聞くと冷たく?感じてしまうかもしれませんが、
これは4、5歳児クラスを持つときに意識していた部分でした。
『退屈だよ』『遊ぶものがない』と夕方になるとちらほら声が上がることがあります。
『そうだよね~』と共感し、その時は遊びをそのまま提供せず、ヒントを出したり、子どもに考えてもらえるような問いかけをしていました。
大人が問題解決をするのではなく、子どもに問題を委ねることの大事さがあります。
まさしく本項目がそうだなと、読んでいてしみじみ思うところでした。
他にも、
★“子どもが暴れたりかんしゃくを起こしたりしても、過剰に反応せず、要求をのまないこと。”
というのはイヤイヤ期を迎える前の保護者の方に是非知っていただきたい考え方です。
本書は内容がとても濃い‼知っていて徳しかないです。
ちょっと厚めで読むのが大変と思われる方もいるかもしれませんが読む価値がめちゃくちゃあります‼
保護者の方、お子さんに関わるお仕事をされている方必見です✧
子どもが退屈だと文句をいうときは、すごくつまらなそうだね。何ができると思う?と応じる。大切なのは、親が問題解決せずに、子どもに問題を委ねること
子どもがわからない。退屈だよぉ…!などと言うときは、そういう気分になると、工作をしたり、壊れたコーヒーポットの構造を知りたくなったりする子もいるよ。〇〇ならどうする?などと応じよう。
子どもが暴れたりかんしゃくを起こしたりしても、過剰に反応せず、要求をのまないこと。代わりにたっぷりと共感を示し、子どもがアイデアを出すのを手伝おう
チャールズ・フェイ博士の言葉
互いに敬意を払う
主導権を共有する
思考を共有する
誠実に共感する
愛ある関係を保つ
人間の脳は、通常重さが役1.3キログラムで、硬さは柔らかいバターや豆腐、カスタードくらいで、内側に鋭い突起のある硬い頭蓋骨の中に入っている。
親子のための「7つの脳の原則」
脳はすべての行動にかかわっている
脳が正常に機能すれば正常に動くことができ、脳に問題があれば問題が生じやすい
脳は「宇宙一」素晴らしい器官
自分の脳を愛し、大切にしよう
脳を傷つけるものを避けよう
BRIGHT MINDS=11のリスク要因
B=血流
R=合理的思考
I=炎症
G=遺伝
H=頭部外傷
T=毒素
M=メンタルヘルス
I=免疫系の問題と感染症
N=神経ホルモンの問題
D=糖尿病肥満
S=睡眠
脳の働きを助けるものをはくさんある。脳にいい習慣を身につけよう
運動、ネガティブ思考を倒す方法を学習しよう、オメガ3脂肪酸を多く食品、頭の保護、有毒素を避ける、水をもっと飲む、食物繊維、野菜、幼児は11~14時間、未就学児は10~13時間、小学生・中学生は9~11時間など
脳を変えれば人生も変わる
強いメンタルの4つの円
心理的、こころ
精神的、たましい
社会的、つながり
生物学的、からだ
目標設定が親子のメンタルを強くする
有意義な目標設定をするには、自分の人生の目的をよく理解し、それを心に刻んで子育てをする必要がある。自問しようP57
望ましい敬意の示し方
礼儀正しい、丁寧な言葉を使う、マナーが良い、お願いします・ありがとう・すみませんが自然と言える、人と分かち合える、自分の番になるまで辛抱強く待つ人のものを壊さないように気をつける、公共の場で騒がない、人の話をさえぎらずに聞く、親に頼まれたことを文句を言わずに行う
コンサルタントタイプの親
本当に必要なといだけ、救助や管理をする、小さな間違いを許す、わが子に前向きなメッセージを送る、責任感があり、有能で、楽観的な大人に育てる、子どもの問題は子どもに解決させる、長所と成功に目を向ける、子育てに活力と喜びを見出す、恐れではなく、絆を大切にして前頭前野と大脳辺縁系を使って子育てをする、子どもの声にじっくり耳を傾けて愛着を深め、良好な関係を築く、親子の強いメンタルの4つの円の実現をサポートする
感情ではなく確かな科学と健全な常識に基づいて決定を下す
関係性の「構築」と「修復」ー5つのメッセージ
1あなたのことを見守っている。あなたは私たちにとって大切な存在で、私たちはあなたのニーズを満たそうとしている
→親子のスペシャルな時間の作り方
1日20分、子どもがしたいことを一緒にする、お子さんに優しい態度で伝える
その間、親としての命令や質問、指示などは一切与えない
良い行動に注目する
「話す」より「聞く」
2あなたの気持ちを大切にしている
→怒り→深呼吸をする、怒りの引き金を知っておく、一息つく
同情は自信を喪失させ、恐怖を生み出す
共感は自信を育み、レジリエンスを築く
3,私たちはあなたの考えを尊重し、受け入れている
アクティブ・リスニング
→聞いた内容を「批判せずに」繰り返す、言葉の愛護にある「感情」に耳を傾ける、子どもの「言っていること」と「感じていること」を伝えなおす
→子どもとのコミュニケーションで避けるべき9の落とし穴
嫌な態度をとる、ネガティブな思い込みがある、ボディーランゲージを活用しない、気が散っている、言いっぱなしで、子どもが理解したかを確かめない、過去の話を持ち出す、マインドリーディングをする、攻撃する、我慢強さに欠ける
4,あなたはできる。あなたを信じている。
→責任への4つのステップ
子どもがこなせる課題を与える、子どもがミスや間違った行動をするのを待つ、共感を示し、子どもにミスや間違った行動の結果を受け入れさせる、もう一度同じ課題を与える
自己解決力を育むp120
5,あなたは守るべき大切な存在だ
救済のルール、命にかかわる重大な危険にさらされている、助けを求める習慣がない、子どもが助けてほしいと願っている、自信がある子どもである
効果的な「制限」と「ルール」のための6つのステップ
1子育て目標に立ち戻る、2子どもの反応に備える、3子どもの文句を中和する
文句や反発が主張を通す・親を怒らせる・責任を回避するための効果的な手段だとお子さんに思わせてはいけない。3~4歳、考えすぎない、ミラクルフレーズを冷静に繰り返す、あなたが大好きだから、言い争いたくない、ママ(パパ)は何て言った?わかるよ、あたたが落ち着いて礼儀正しく話すなら、話を聞くよ
4頭の中の反論の声を鎮める、5制限が実行可能かを確かめる、効果的な支持、真剣に、シンプルかつ直接的に、一度に一つだけ、子どもの目を見て伝える、部屋の中の気を散らすものを取り除く、子どもに伝えたことを繰り返させる、手順を書き出す
6,「共感」は学びの扉を開く
子どもに伝えたい8つの基本ルール
真実を語る、敬意を払う、親に言われたことは1回でやる、親と口論しない、互いの持ち物を尊重する、出したものは自分で片付ける、どこかに行くときは許可をとる、互いに親切にして助け合う方法を探す
子どもの行動がコントロールできなくなったとき
専門家の確かな支援を受ける、自分自身の健康に気を配る、大切な人との関係を育む
幼い子どもの場合
親が場所を変える、モノの場所を変える、子どもの場所を変える、
しつけとは教えること。
指導や訓練を意味するラテン語に由来
学ぶという意味もある
善と悪、良い行動と悪い行動、健全な決定と不健全な決定を見分ける方法を学ぶための指導と訓練を提供すること。
しつけに関する譲れない5つの基本原則
親が手本となって望ましい行動を教える、小さな失敗をたくさんさせる、子どもが間違ったときは、怒りや脅しではなく、共感を示す、できるだけ子供に問題解決させる機会を与える、自分の行動の結果を学ばさせるときは、その行動と「倫理的に結びつくもの」を選ぶ
子どもの正しい成功観をを育む
子どもが何かをうまく達成したら、褒めずに事実として伝える、質問する、3つの選択肢を与える、言葉を声にだして言わせる。言葉が思考や行動を決める、答えに窮したり、わからないと言ったりしたときは、笑顔でどちらかを選ぶとしたらどっちと質問しよう。
ANT駆除シート
それは真実?それは真実だと100%確信できる?この考えを信じると、私はどう感じる?この考えがなければ、私はどう感じる?それは真実?それとも、元の考えよりも真実に近い?
自分の問題に向き合い、解決できるように導く5つのステップ
強い共感を示す、愛情を込めて問題のボールを返す、子どもがわからないと答えたら、他の子のケースを例に出していいか、尋ねてみる、2~3個の選択肢を共有する、子どもが適切だと思う方法で解決させる。ただし、生死にかかわらない問題に限ること
ショーは続けなければならない19世紀後半のサーカスの世界で生まれたもの
演奏中に難局にぶつかったりミスしたりしても、立ち止まってはいけない
強い目的意識は、落ち込むことが減る、幸せになる、自己受容が高まる、人生に満足する、個人的な成長を受け入れる、メンタルと感情縁で健康になる、よく眠れる、長生きする可能性が高い、
人生が耐え難いものになるのは、置かれた状況ではなく、意味と目的の欠如によってのみである
生産的で、目的を持った仕事をする。ここには「なぜ私が存在することで、世界が世利用場所になるのか?」や「私は何に貢献しているのか?」と自問することも含まれる、他者を愛し、ケアする、試練に直面しても夕刊である。苦難に向き合い、他の人が苦難に向き合うのも助ける。
子どもの人生の目的探しを手伝うには
何が目的意識を与えるかについて、話し合う、質問する、サポートする、影響を見える化する、目的チャートを作成する、
丈夫な心の土台となる頑丈な家を建てる
1物事のやり方を教える
2回すよりも創ることに時間をかける
お子さんは何かを回しているだけ?それとも何かを創造している?
週に一度、子どもに次の5つの質問をしてみよう
人のために、時間・エネルギー・その他のリソースを有意義に割いている?ネット検索だけでなく、思考と創造力を使って何かを創作している?大きな筋肉をどうやって鍛えている?今週、何か新しいことに挑戦した?新しいことに挑戦するとき、適切な努力をした?それともすぐにあきらめた?
3,家事を任せる
手本を示す、一緒に作業する、必要なすべての家事リストにまとめる、先に行動する、合理的基準で、子どもに責任を持って完了できるタスクを選ばせる、子どもが忘れても口出しせずに共感と結果に学ばせる
4子どもを楽しませようとするのをやめる
子どもが退屈だと文句をいうときは、すごくつまらなそうだね。何ができると思う?と応じる。大切なのは、親が問題解決せずに、子どもに問題を委ねること
子どもがわからない。退屈だよぉ…!などと言うときは、そういう気分になると、工作をしたり、壊れたコーヒーポットの構造を知りたくなったりする子もいるよ。〇〇ならどうする?などと応じよう。
子どもが暴れたりかんしゃくを起こしたりしても、過剰に反応せず、要求をのまないこと。代わりにたっぷりと共感を示し、子どもがアイデアを出すのを手伝おう
5,「自制」の仕方を教える
子どものメンタルを強くする9つの食事ルール
1十分なタンパク質を摂取する
2,質の高いカロリーを選ぶ
3,「食事の回数」が多い
4,砂糖と人工甘味料を避ける
5、水分補給をする
6,ヘルシー脂肪を摂取する
7,豊富なビタミンを摂取する
8,良質な炭水化物を摂取する
9農薬や食品添加物を口にしない
子どもの意見も聞きながら、親が食事の内容を決める、子どもが自分で食べる量を決める、好き嫌いが激しい場合は、お皿に載せる量を減らす、全く食べなくても「特別メニュー」を用意しない、健康的な食べ物を家に常備する
メンタルが強い子供に必要な他の2大要素は「運動」と「睡眠」
良い睡眠を促すヒント
就寝の少なくとも1時間前に、電子機器とテレビをオフにする、寝かしつける前に、感情や人間関係の問題をできるだけ解決する、心地よい夜の習慣を作る。温かいお風呂やシャワー、優しいマッサージにはリラックス効果があり、眠りを促す、眠る前に本や短いお話を読む、穏やかな気分で眠りに誘う心地よい音を流す。自然の音、風鈴、扇風機、静かな音楽など。研究から、ゆったりした音楽は、睡眠に役立つことがわかっている、寝る時に靴下を履かせる
脳トレがメンタルを強くする
お子さんの関心領域以外のレッスンに申し込む、楽器の演奏を習わせる、子どもの関心領域をさらに深く追求するように励ます、一緒にゲームをする、新しいレシピの料理を作る、似たアイテムの類似点と相違点を調べる、多くの友人と交流し、多様な視点に触れさせる、たくさん笑う、卓球、ダンス、ヨガなどのアクティビティでバランス感覚を向上させる、クロストレーニング、ANTを退治する
マルチタスクをさせないで、一度に1つのタスクに集中する
変化を楽にする方法
1対10のルールに従う 相手について1つ否定的なことに対し、10の肯定的なことを伝える
失敗しても大丈夫というような環境をつくる
共感・寛容さ・無条件の愛を示す
恐れに立ち向かう
欲求のピラミッド
生理的欲求、安全、愛と帰属意識、自尊心、自己実現
親子の行動指針
コントロールできないことを無理にコントロールしようとしない
子どもの学習の責任は、子どもに取らせる
成績が振るわないときは共感を示す
特に年少の子どもには、料理の手伝いや家の修理など、一緒に楽しくできる活動を刺せる
子どもの短所を責めるのではなく、長所に目を向ける
学校でつまずいてる場合は、デジタル機器の視聴時間を制限する
子どもが成功したときは、一生懸命努力した、何度も当選した、練習した、など、うまく言った理由を尋ねる
それでも効果がなければ、体や脳の問題をチェックする
子どものメンタルを育むためにできること「ベスト130」P365
メンタルが強い子の親が絶対にしない20のことp378