【感想・ネタバレ】すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?のレビュー

あらすじ

なぜ働かなきゃいけないの? よい労働ができない人は、ひどい人生を送る?
労働ばかり称揚する社会を痛烈に批判したアーレントの思想とは。
「働く」を根本から問い直し、一人一人のかけがえのなさをつかみなおす。
「いま」を生き抜くための100ページ〈すごい古典入門〉創刊。

「よい労働ができる人は、よい人生を歩めるし、
そうではない人は、ひどい人生を歩むことになる。
だから若いうちから自分に適した職業を見つけないといけない。
それが人生の至上命令のようになっているのではないでしょうか。
しかし、歴史を遡れば、こうした考え方は必ずしも真実であるとは限りません。」
(第3章「なぜ働かないといけないの?」より)

◆目次◆
第1章 ハンナ・アーレントはどんな人だった?
第2章 働くってどういうこと?
第3章 なぜ働かないといけないの?
終 章 アーレントと冒険に出よう

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 なぜ働かなくてはいけないのか。この本を読むことで少しでも心に余裕が生まれたらと思い購入。
 ハンナ・アーレントは活動的営みを労働、仕事、活動の三つに分類した。労働と仕事は同じように思うが、専門用語的には労働は自然に支配された状態、例えば私たちが餓死しないためにお金を稼いで食べ物を得ているといった消費であることを理解した。そして仕事はそういった消費ではなく、残るものであるということを知った。私自身労働はしているが、仕事や活動はあまりしてない。現代において仕事や活動をしている人間は少ないと考える。だからこそ、その二つに目を向けることが重要であると感じた。
 また現代社会では自由の価値が忘れ去られてしまい、その代わりに長生きや健康が重要視されているという視点がハッとさせられた。私自身もう少し経験といったものに価値を置いたら、生活が豊かになると思った。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全体主義と資本主義の共通点。
人間を画一化してしまう恐ろしさ。
ヤスパースの元で学んだというアーレントは、従来の哲学とは反対に、”活動”として、新しいことを開始することの重要性を問いかける。

解説の戸谷さんのいう通り、結論や答えのようなものはないが、
「歴史を相対化することでより良い働き方を考える」きっかけとなるような本だった。

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2026年03月03日

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