あらすじ
ほんの少しの工夫と知識で、人生は劇的に変えることができる! 誰にも語られず隠されてきた人生を合理化するさまざまなノウハウを、金融を知り尽くした経済小説の旗手がついに公開した!!
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Posted by ブクログ
久しぶりに☆5評価です。資産形成や節約術に関する本はよくみかけますが、資産形成術とファイナンスの考え方をハイレベルに混ぜ込んだ本は、お目にかかったことがありません。これが20年近く前に書かれた本だということに、尚更驚きです。内容中~後半は税制度の裏を付いた方法の記載が多いので、書籍内の情報全てを活用できるかは不明です。
しかしPart1~4は必読です。何度も読み返したくなります。特にPart2内の「不動産という呪縛」は目から鱗でした。自分が長年違和感をもっていた『持ち家』に対して、ファイナンス観点で解を得ました。この本に払った金額の20倍ぐらい、新たな知見を得た気がします。※中古で320円で買ったのは内緒です
Posted by ブクログ
日本人が日本人のために書いたファイナンスリテラシー入門書。『金持ち父さん』について冷静な分析を下している点が気に入った。
やや古い情報もあるし、やたらと自営業者を有利に書いているのは偏見を招く怖れもあろうが、一読しておいて損はないだろう。個人的にはリスクを取ろうとしないのならば、サラリーマンのほうがいいと思うけどね。
ちなみによくある事業主の小規模企業共済は退職金もしくは死亡保険金代わりになるが、20年以上掛けないと元本割れするし、掛け過ぎてキャッシュがなくなってしまうというリスクもあることに注意したい。
教育投資や消費者金融に関する話、税金、そして海外投資。雑学的だが知っているとためになることが、わかりやすい(が、あまり砕けすぎてはいない)文体で説かれてあるのでよみやすい。国税局OB税理士に対する指摘はするどい。
海外へ資産を分散するPTのような生き方は望むべくもないが、今後のマネープランについて一考させてくれる。
Posted by ブクログ
多少強引さを感じる記述が見られたが、資金を守るための考え方は勉強になった。
【メモ】
・国民年金は利回り1.8%に対し、厚生年金の積立資金は国民年金の補填に回されている。また国民年金の未加入者が100万人、未払い者が260万人いる事には驚いた。
・平均的に年収の約25%納税している。
→サラリーマンは自営業に比べて圧倒的に納税額が多く、お金持ちになれない理由が良くわかった。
・個人が法人を利用して合法的に節税する方法
1.所得税の発生しない範囲で給与を決める
-国民年金と小規模企業共済で最大年間160万円
の非課税積立
2.所得税の発生しない範囲で家族を雇用する
-妻を103万円の年収に設定すれば最大700万円
の無課税収入
3.生活費を法人の経費に振替える
-自宅の一部を事務所にし法人に賃貸する
-電話代、ネット接続料、新聞、書籍、パソコ
ン、飲食、旅行など仕事に必要だと説明できれ
ば経費になる
4.個人資産を法人名義で運用する
→いつか経営者になったら再読したい。
Posted by ブクログ
要するに、景気の動向を経済専門家に聞いても無駄だということです 適正株価は誰にもわからない 家を買うのは、株式に投資するのと同じである(持ち家は賃料が発生しない不動産投資である) 市場経済では賃貸と持ち家に優劣はない 保険とは損をすることに意味のある商品です できるだけ税金を払わない できるだけ多く再配分を受ける 自分で登記する人が増えた結果、司法書士はすっかり食えない資格になってしまった 最適年収の計算方法①所得控除を合計する②国民年金基金と小規模企業共済に加入する③給与所得控除を加える 身も蓋もな言い方をするならば、国家の機能とは、金持ちから金を巻き上げて、貧乏人に分配することなのです