あらすじ
アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作! ボーシャン警部が特権階級の闇を暴く
テムズ川で溺死体が発見された。ボーシャン警部の捜査により、30年前、企業年金を横領して姿を消したCEOの事件との関連が浮かび上がる。さらに少女失踪事件も抱える彼は、排他的な上流階級に苛立ちながら聞き込みを続ける。エドガー賞最優秀長篇賞受賞作
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Posted by ブクログ
シリーズ2作目から刊行なのはエドガー賞を取ったからだけど、次は3作目が出るのかな? 1作目の事件が本作に微妙に影響しているけど、そこまで大きな問題はないので、その点は気にしないで読める。重厚な話ではあるが、主人公刑事のラブストーリーや多様性の話が絡んだりするので、あまり重い気分にならずに読める。次作が出たらぜひ読みたいけどハヤカワミステリもほんとお高いので、全体的に先延ばし気味。2つの事件は最後の最後で解明されるのだけど、正攻法で進んでいく構成は見事であり、心に残る良いミステリだった。
Posted by ブクログ
冒頭のパーティの場面で挫折しそうになるものの、エドガー賞を信じて読み続けて正解でした。
複数の事件と大勢の人物が複雑に入り組んで、最後にはピタリとはまるこの感じは、翻訳ミステリならでは。楽しめました。
ただシリーズ2作目ということで、解説を読むと1作目と深く関わり合う部分が多々あるようなので、本邦初登場の作家さんにありがちなモヤっとした感じはどうしても残りました。はたして1作目を読めるのがどうか。この作品がたくさん読まれるかにかかっているのですね。悩ましい…。
Posted by ブクログ
2026年の4冊目は、シャーロット・ヴァッセルの「果てしない残響」です。ロンドン警視庁カイウス・ボーシャン警部を主人公としたシリーズの2作目になります。エドガー賞受賞作という事で先に翻訳されたのでしょうが、1作目が未訳の為、前作からの繋がりが分からず、少し残念に思いました。
そして、今作がエドガー賞受賞に値するのかと言われれば、個人的には少し疑問を感じます。
クライマックスに向けて、その片鱗は感じられますが、そこまでではないように思います。カイウスを中心とした捜査チームの3人は、それなりに魅力的ですし、寄宿学校から消えた女子生徒の事件は、それなりにアット驚く結末です。ミステリーとして水準以上の出来なのは間違いないとは思いますが。イギリスの階級社会の有り様が取り上げられている事がプラスに働いたのでしょうか。出来れば1作目から読みたかった所です。
☆4.5