あらすじ
容赦なく撃つ。それが伊達邦彦の流儀だ。敗戦直後のハルビンでロシア軍による暴虐を目撃した邦彦は、怒りと虚無をその身に秘め、帰国後「死と破壊の使者」と化した。端正な相貌は狂気を湛え、警察官を撃ち殺し、現金輸送車を強奪し、冷徹な知性で大胆な犯罪計画を練っていく。冷え冷えとした銃を手に、ローン・ウルフの魂はどこへ疾走していくのか。ハードボイルドの巨匠の代表作にして傑作。(解説・吉野仁)
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Posted by ブクログ
主人公の冷酷非道っぷりが度を越しているが、彼の行動原理である社会構造や、権力への怒りの感情は現代にも通じる(残念ながら時代では解決できなかった)。
会話でなく描写で押し切る文体にも痺れる。