【感想・ネタバレ】言語の七番目の機能のレビュー

あらすじ

記号学者・哲学者のロラン・バルトが大統領候補ミッテランとの会食直後の交通事故がもとで死亡。そして彼が所持していたはずのある重要な文書が消えていた。これは事故ではない! 捜査にあたるのはジャック・バイヤール警視と若き記号学者シモン・エルゾグ。二人以外の登場人物は、フーコー、エーコ、ドゥルーズ、ガタリ……といった綺羅星の如き面々。そして舞台はパリ、ボローニャ、イサカ、ヴェネツィア、ナポリへと……。言語の七番目の機能とは何か? 『HHhH』の著者による驚愕の記号学的ミステリ。アンテラリエ賞、Fnac小説大賞受賞作!/解説=吉川浩満

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Posted by ブクログ

知と笑いが高いレベルで融合した笑撃の記号学ミステリ。1980年に起きたロラン・バルトの交通事故死の真相は、言語の「七番目の機能」を巡る暗殺だった?フーコーやデリダなどのフランス現代思想家たちを虚仮にしつつ、刑事+学者コンビニがその謎に迫る。饒舌によるユーモア、知の欺瞞、史実に描かれなかったこと、虚構への対抗(というか悪ふざけ)。何これ笑

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

ポスト・モダンの論者達は名前は殆どは聞いたことあるなあという程度。とりあえず本書に手を出してみた。
ポスト・モダンの小説や、映画、絵画をテキストして扱う論評、作家や芸術家の意図など無視して、テキストと扱うあのやり方がクダラナイと思っている。成程、ロラン・バルトがその首謀者なんだな。
それ以外にもミッシュエル・フーコーやドゥルーズ、カタリ、クルスティーヴァ、エーコと沢山登場。僕の知らない名もあるから、どれが実在している記号論者か、架空の人物か不明。しかし、本当に名誉棄損で訴えられないかね。サウナのハッテンバでのフーコーとか、コーネル大学での打ち上げでのエーコーとか酷いもんだよ。ちょっと女性にはお勧めできないなあ。
前の世代の輝きに対する著者の恨みが反映されているらしい。それにしてもねえ。

さて、探偵役はバイヤール警視と学者シモン・エルゾク。後半、シモンがロゴス・クラブに乗り込み、討論対決する場面が面白かったかな。
主人公2人をほったらかしにして著者が話を進める箇所があったり、やや関係のないヴェネチアに関する歴史の記述があったり、シモンが自己を小説内存在であったら、どうなのかと頭を悩ませたりと、変な記述が其処此処にある。

だけど、前半で怪しい人物を尾行していった理由は何だったんだ?それに危機の場面で助けに駆け付ける日本人2人って何なんだ。
じっくり読み返したほうが良いのかなとは思うんだけどねえ。まあ、止めときましょう。

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2026年03月19日

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