あらすじ
下町人情の中に31歳のリアルなせつなさを描いた超・傑作ホームドラマ、おかかの香りに包まれて、ついに完結!小巻は下町・京島育ちの31歳。「書かない小説家」と離婚して、愛娘・のんちゃんとともに実家で暮らす、人情過剰(?)な下町の日々。小料理屋「ととや」のサバ味噌に衝撃を受けて修業を重ねた小巻は、ついにお弁当屋さんを開くことを決意。成長した小巻を見て、ボンクラ元亭主と現在の恋人がプロポーズをしかけてきて……!?
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Posted by ブクログ
未完ぶつ切りエンド……だと!?
残念すぎる〜〜!!
もう無理だろうけど、ちゃんと小巻が弁当屋として自立するところまで見たかった〜〜! 未完で箔が付くタイプの話でもないし。
4巻は、たておクンとホテルに行こうとするも脇毛処理してないことを思い出して頭を抱えるシーンがいちばん良かった。
クズな男を描かせたら入江喜和の右に出る者はそうそういないと思わせられる。
冷静に考えれば小巻が自分の意地のために無理して自立しようとすることで、肝心の娘に貧困の我慢を押し付けていて本末転倒じゃないかとも思う。しかし、あの夫は本当に許容できないほどに酷いので、小巻を責める気にはどうしたってなれない。マジで許せない。あれと結婚して子供を作ってしまったのが悪い、といえば元も子もないけど……
悪いところもたくさんあるだろうけど、とにかくパワフルで頑張る小巻が大好きだ。小巻がドタバタと必死に大立ち回っている姿に元気付けられる。東京の下町の人情風景モノとしても名作だと思う。
オオマキいい友達だね。彼氏(結婚する気はない)がいるのには驚いた。同性愛者とか恋愛をしない者が描かれるのは90年代よりもう少し待たなければいけないか。