【感想・ネタバレ】ギリシア神話を知っていますかのレビュー

あらすじ

聖書と並ぶ古典中の古典、ギリシア神話は、世界の思想、芸術、文芸に多大の影響を及ぼしている。本書では、多彩豊富な物語の膨大な枝葉を巧みに整理し、著名なエピソードを取りあげてわかりやすく解説する。エロス、オイディプス、パンドラ、アンドロメダ……神話中のヒーローとヒロインの運命を、作家的想像力で興味深く語ったこの一冊で、あなたはもう“ギリシア神話通”。

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Posted by ブクログ

ギリシャ神話について、親しみ深く、丁寧なエピソード紹介がなされており、読みやすくて楽しい文章だった。
若い頃の読書は、根本的な考え方に大きく影響を与えるという筆者の気づきも素敵。
たくさんの本を読んでいきたいという思いになった。
もう一度読みたい本

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

ギリシア神話のエッセンスを抽出し、触りの部分しか知らない伝説への理解を深めてくれる。
何気ない日常にふと現れるギリシア神話の要素に、親近感をもたらしてくれそうだ。

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2025年06月30日

Posted by ブクログ

短編小説みたいにスラスラ読めました。
ギリシアの神々はほんとに人間的で神ってなんだっけ?って感じです。
にしてもゼウスは浮気性だなぁ。

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2025年02月12日

Posted by ブクログ

名画のモチーフには
ギリシャ神話も多いため
ギリシャ神話に関する本を読み
イリアスやオデュッセイアの
面白さに夢中になったこともありました。

でも、
登場人物の名前は難しいし、
神様がたくさん出てくる上に
人間(神様?)関係が複雑。
いろいろ忘れてしまったので
また読み返したいなと思っていました。

本屋でたまたま出会った
この本で、
あらましを思い出すだけでなく
解説部分も楽しみながら
読むことができました。

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2024年05月02日

Posted by ブクログ

今年読みたい本のブックリストに登録した本書。
言ってしまえば、ギリシア神話の中でも読み応えがあって面白い話ばかりが集められている。
小説家 阿刀田氏のユーモアに溢れた脚色や考察も入ってはいるけど、入門書としては最高に面白いと書評にあっただけにビンゴだった。

ほぼ全ての自然現象は科学的に説明がつくのに、何故未だに神話が語り継がれ愛されるのか意味が分からなかった。(バリバリ文系なのに矛盾したことを言う…) 神々の領域に足を踏み入れたばかりで、正直のところ読後もまだ分かりきっていない。

ギリシア神話は様々な伝説の複合体として長い時間の中で成立したものだから、辻褄が合わなかったり中には「ノアの方舟」のような”よそ”の神話と酷似した話があったりする。その辺も含めて最終的に物語として楽しむ余裕が出ていたのは、まさしく本書のおかげとしか言いようがない。

更に科学が未発達の時代だからこそ絶対的なものへの想像力(あるいは妄想力?)がとことん豊かなので、シンプルに続きが気になる。それにあやかった著者の執筆力というか妄想力も達者で、我ながら久々に良い選書をしたと思った。

最高神ゼウスがとてつもない遊び人だったりと、ギリシア神話には「神のくせに…」と軽蔑したくなるような神々がわんさかいる。そのため本書の物語群もほとんど救いようがなく、読書中は著者のユーモアとバッドエンドのアップダウンを何度も喰らった。

『パンドラの壺』もその一つで、開けるまでの経緯(開けた後の結果だけは知っていた笑)や前・後日譚に至るまで、幸と不幸の間を行き来するハメに…。知恵者の兄プロメテウスがゼウスをおちょくったせいで、地上に壺を持った美女が弟エピメテウスの元に派遣される。幸い壺を開けても二人に不幸は訪れず無事子供も生まれたが、やがて当事者の兄にお咎めが下り、別の場所では災いの種が蒔かれて…。
…まぁ著者の思惑通り、こちらも読み応えがあって面白おかしく読ませていただきましたが笑

以前は神話をおとぎ話のように認識していたが、時折現実世界とリンクしていると錯覚する事実があるからたまらない。
牛頭人身の怪物ミノタウロスが閉じ込められていた迷宮や、英雄ペルセウスが石にした海獣によく似た岩塊が、当地に実在していたり。岩の件はともかく、ミノタウロスの迷宮は実在しないと近年アメリカの研究チームが結論づけていたが、きっと他にもどこかで繋がっていると半ば信じている。

最終章の「古代のぬくもり」でも伝説と思われていたトロイア遺跡を発掘したシュリーマンのエピソードが取り上げられている。そこに著者自身がギリシア神話への個人的体験を添えられているから、彼もまた少なからずロマンチストだったのかもしれない。

裏表紙の内容紹介にある「ギリシア神話通」には及ばなかったが、神話への通用門にはなったはず。神話の迷宮に飲み込まれそうな時は、またここに戻ってこよう。

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2023年03月22日

Posted by ブクログ

かなり丁寧にゆっくり読みました
ギリシア神話は色々と物語の前提となっていたりするので、勉強しておこうと思った次第です

神々の人物紹介的な最後の章の「古代へのぬくもり」を最初の章にしていないところに、
著者の、神話を物語として楽しんでほしいというような気持ちを感じました

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2021年01月18日

Posted by ブクログ

ギリシア神話は有名だがほんの少ししか知らないので、本書を手に取った。
この本は非常に読みやすい。神話の全てではなく、人気エピソードをいくつかピックアップしたものだ。
読んだ感想は、ゼウスは奔放だと聞いていたが、アポロンもクソ野郎が過ぎる。気に入った女性は人妻だろうが相手が嫌がっていようが、どうにかしてやろうとする。基本的に女性の立場が低いらしく、「ジュピテルと一つのもの(この場合妻)を共有するのは、不名誉ではない。」と表現されてもの扱いだ。パンドラも「すべての贈り物」という意味だし、全ての悪いものは女性が原因、とされるあたりも男性目線なのを感じる。

次にミュルラの話も興味深かった。ミュルラは実の父と悲恋をした王女が変身した樹、没薬の木の樹脂という意味。親子婚を辞さないエジプトでミルラ(没薬)が珍重される訳だ!と妙に納得。

他にはアキレウスの女装やヘラクレスが男色家なこと、イアソンの冒険など有名人の意外なところが知れたような喜びがあった。
パンドラの壺と衆議院解散を結びつける辺りは著者のセンスに唸ってしまった。プロメテウスとエピメテウスの「プロローグ・エピローグ」からの「先見の明と下衆の後知恵」も面白かった!

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2020年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・感想、気づき
ギリシャ神話は多くの文学や芸術に影響を与えている。
神々の話だが人間味の溢れる話が多く、文学として面白い。
女好きで浮気性のゼウスをはじめ、酒好きの神様がいたりもする。
ギリシャ神話は登場する神の年齢等、あまり細かいことを気にしない。
なんとなく聞いたことのあるエピソード(例えば迷宮ラビリンスに怪物ミノタウロスが閉じ込めてあり、倒しに行ったテセウスが退治した後アリアドネの糸を手繰って迷宮を脱出する等)はギリシャ神話の中の話ということが分かった。

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2020年05月03日

Posted by ブクログ

平易な文章であり、作者独自の切り口でギリシア神話を紹介するエッセイ本。ギリシア神話に興味がなくとも、楽しめる一冊である。しかし男性目線でそうなってしまうのか、女性が蹂躙されている説話の取り上げ方か気になる。バッカスとアリアドネなんて、これではただただアリアドネが気の毒で、神話として残す理由が全く分からない。中野京子先生とは180度違う取り上げ方なので、しかも中野先生の方が運命的な恋という形だったので、気持ち悪さが増してしまった。少々気になるところもあるが、とても読みやすくてGOOD。

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2019年11月09日

Posted by ブクログ

文学者である阿刀田さんがギリシア神話にまつわるエピソードを12章掲載した本。ギリシア神話の逸話を知らなかったので自分が理解できるか不安だったが、阿刀田さんの文章が面白すぎてサクッと読めました。
人間の想像力の恐ろしさを知ると共に、古代ギリシャの話が現代で通用するのが人間の不変性を物語っているよう。

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2019年08月25日
星のみの評価 1件

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