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Posted by ブクログ
トリガーワード:アタチュルク、エルドアン、ギュレン、第二ボスポラス海峡、オスマン帝国、奉仕、モダンイスラム国家
悠久と変革のトルコ。政治的にも存在感があり、イスラムの奉仕の精神に則って難民受け入れなどにも積極的。若者が元気であり、GDPも8.8%の成長率。。。閉塞感のある世界の中で、ひときわ輝いているトルコが、これから世界の中心になっていくのだという著者の説を、ムスリムとしても嬉しく読んだ。親日家でもあるトルコであるから、日本と協力すればすごいことが出来るのではないか?そんな希望も持った。もっとトルコのことを知りたいと思わせる一冊だった。
Posted by ブクログ
トルコびいきの著者なので、けっこうイイことばかり書いています。
が、トルコという国の概要を知るには分かりやすく、お手頃な一冊だと思います。
賛否両論あるエルドアンですが、トルコはこの著者が言うように、EUに入らなくて良かったと思います。
イスラム国のうちでも希望のあるトルコには、アメリカと協力しつつも、是非、今後も独自路線を歩んで行って欲しいと思いました。
Posted by ブクログ
歴史や流行のトピックがまとまっていて、トルコ顧客との営業にとても役立った。
ただ、作者がトルコに相当陶酔しているのか、やや客観性を欠く文章で読みづらかった。たしかに実際にトルコ人に会うとその人当たりの良さや誠実さに感嘆してトルコ人のファンになってしまうのも頷けるが。。。
Posted by ブクログ
世界の中でも、トルコは有数の成長国である。日本は、トルコとの関係を深めよ!がメッセージな本。アラブの春から、リビア、シリア情勢の悪化…。。中東から北アフリカまでのイスラム圏は、今、政治的に非常に不安定である。そんな中、イランやシリアと異なり、肯定的な意味で、ピカイチの存在感を誇る国が、トルコである。世界中の注目を浴びるこの国は、日本ではほとんど紹介されていない。一般的には、せいぜい、一時期ブームになったトルコアイスと、ケバブ位しか知られていないのではないか(しかも、ケバブは中東圏の料理なので、厳密にはトルコ料理とは言い難い)。では、なぜトルコがここまで注目されるのだろうか。
まず第一に、政治面。初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクの政策により、アラビア文字ではなく、アルファベットを表記に用いている。また、中東圏で、しっかりと民主主義が根付いた唯一の国でもある。さらに、フランスで論争になったスカーフの問題のような宗教問題も、しっかりと棲み分けがされている。
今の政治を見ると、カリスマの持ち主エルドアン首相、その首相をしっかりと支える、バランス感覚に優れたギュル大統領、そして切れ者ダウトール外相という3人が上手く立ち回っている。さらに宗教的な観点から精神的支柱として支える、イスラム神秘主義組織「ヘズメト」の創始者フェットラー・ギュレン。これらの優秀な人物、さらに彼らの元にいる議員は皆優秀な若手である。
さらに、トルコという国に特徴がある。「公正」、「奉仕」というオスマン帝国の理念が、トルコには、今も流れている。さらに、ヨーロッパ、中東の玄関である。他にもクルド地区の鉱物資源、黒海の原油など、資源にも恵まれている。無論、経済成長率も非常に高い。
ほかにも、イランとトルコの民族的緊密性、外国語の流暢さ、アメリカの中東政策のキーカントリーである事がある。
最後に、忘れてはならないのが、親日国だと言う事だ。
以上の理由から、トルコは、魅力的な国であり、大事な隣人にすべき国だ!純粋にここまで、日本を好いてくれる国が、希少だから、個人的には大事にしてほしいな、と思う。
Posted by ブクログ
ユーロ圏危機相場は終わったと勝手に決めつけて、次のネタを探し中。
BRICSの次の高度経済成長はVISTAなんて言われてるので
とりあえずトルコについて読んでみた。
かなり一方向からのトルコ賛歌ではあるが
今後のポテンシャルは充分に感じることができた。
トルコはアジアとヨーロッパの間に位置しており、イスタンブールは昔から東西の貿易の重要拠点でもあった。
周辺諸国に比べて政治・経済
も安定している。
また、歴史的背景からヨーロッパとイスラムの文化がうまく融合していて、言語能力や他文化に対する寛容性など、全般的にコミュニケーション力が高いとのこと。
上記の特性を考えると、重工業やテクノロジーと言うよりは、ドバイのような金融センターの方が向いている気がする。
まあ、でも金融センターだけでは7000万人も食っていけないか。