【感想・ネタバレ】これから50年、世界はトルコを中心に回る ― トルコ大躍進7つの理由のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ひたすらトルコに行きたいので読んでみた。

トルコに関する本が少ない中で、トルコ的教養をつけるいい1冊に。

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2012年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 世界の中でも、トルコは有数の成長国である。日本は、トルコとの関係を深めよ!がメッセージな本。アラブの春から、リビア、シリア情勢の悪化…。。中東から北アフリカまでのイスラム圏は、今、政治的に非常に不安定である。そんな中、イランやシリアと異なり、肯定的な意味で、ピカイチの存在感を誇る国が、トルコである。世界中の注目を浴びるこの国は、日本ではほとんど紹介されていない。一般的には、せいぜい、一時期ブームになったトルコアイスと、ケバブ位しか知られていないのではないか(しかも、ケバブは中東圏の料理なので、厳密にはトルコ料理とは言い難い)。では、なぜトルコがここまで注目されるのだろうか。

 まず第一に、政治面。初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクの政策により、アラビア文字ではなく、アルファベットを表記に用いている。また、中東圏で、しっかりと民主主義が根付いた唯一の国でもある。さらに、フランスで論争になったスカーフの問題のような宗教問題も、しっかりと棲み分けがされている。
 今の政治を見ると、カリスマの持ち主エルドアン首相、その首相をしっかりと支える、バランス感覚に優れたギュル大統領、そして切れ者ダウトール外相という3人が上手く立ち回っている。さらに宗教的な観点から精神的支柱として支える、イスラム神秘主義組織「ヘズメト」の創始者フェットラー・ギュレン。これらの優秀な人物、さらに彼らの元にいる議員は皆優秀な若手である。
 さらに、トルコという国に特徴がある。「公正」、「奉仕」というオスマン帝国の理念が、トルコには、今も流れている。さらに、ヨーロッパ、中東の玄関である。他にもクルド地区の鉱物資源、黒海の原油など、資源にも恵まれている。無論、経済成長率も非常に高い。
 ほかにも、イランとトルコの民族的緊密性、外国語の流暢さ、アメリカの中東政策のキーカントリーである事がある。
 最後に、忘れてはならないのが、親日国だと言う事だ。

 以上の理由から、トルコは、魅力的な国であり、大事な隣人にすべき国だ!純粋にここまで、日本を好いてくれる国が、希少だから、個人的には大事にしてほしいな、と思う。

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2012年04月25日

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