あらすじ
とびきりおいしいお茶を淹れること。苦手な人に、自分から歩み寄ってみること。新しいものをひとつ手に入れたら、ひとつ手放すこと。ちょっとした工夫で、毎日が特別なものに変わっていきます。本書では、「暮しの手帖」編集長、書店経営、文筆業と、八面六臂の活躍を続ける著者・松浦弥太郎が、自身の経験から見つけた、日々を大切に生きる秘訣を紹介します。肩の力を抜いて、リラックスして読んでみてください。よく働き、よく暮らすためのヒントがきっと見つかるでしょう。特典として、「うつくしさ」を作るプロフェッショナル、ヘア・メイクアップアーティストの山本浩未氏の解説を掲載。「今日もていねいに。」暮らしたい、あなたに贈る本。
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Posted by ブクログ
・楽しみは、発見するもの。喜びは、工夫から生まれてくる。
・すべての出会いがすてきなものというのは、美しい夢に過ぎない。だからこそ、「この出会いから、自分は何を学べるだろう?」と考えることに意味がある。
・生きる知恵はわからなくても、人を笑わせ、心和ませることができるなら、それを与えましょう。すべてを素直に懸命にやり、初々しさを与えましょう。
・壊れても直すつもりでいれば、言いたいことを呑み込まずにすみます。
・恋愛でも友情でも信頼でも、人との関係はつくるのではなく、育てるもの。
・「ごめんなさい」と言える素直さがあれば、やり直すこともできるし、きちんとした反省ができるし、再出発も早まります。
・軽い気持ちでアドバイスするのは、誠実ではないやさしさです。
・自分なりの一線を画するルールを決めておくと、人づきあいがすっきりします。
・嘘ごと受け入れてしまい、そこから先にどう進んでいくか、本質に取り組む方法を考えたほうが、よほどいいと僕は思うのです。
・人は負けん気が強い生き物なので、ちょっとでも違う考えに触れたとたん、否定したり、言い負かそうとしたりします。無駄な戦いを避けるために大切なのは、まずは相手に限界以上にしゃべらせ、それを最後まで真剣に聞き、立体的に理解すること。だからといって、自分を殺したり、考えを曲げているわけではありません。「お先にどうぞ」と譲ってから、自分に合ったペースで、のんびり自分の道を歩くこともできるのです。
・一人の時間があってこそ、人との時間が深く味わえます。
・忙しいときほど、優先順位を見つめ直す。
・気晴らしはたまにいただくお菓子のようなもので、毎日の食事にはなりません。
・どうかなるべくポジティブに、道具の使い道を考えましょう。
Posted by ブクログ
共感できるところもあるし、できないところもあった。
なんとなく、「周りには共感してもらえないだろうな〜」という価値観が著者と一致してたりして、嬉しかった。私はこれでいいんだと言ってもらえたようで。
私が特に好きだった部分↓
「読み終わったあとの記憶や、書かれていた内容はどうでもよく、読書の楽しみは"読んでる時間そのもの"にある」
「いったい、自分はどれだけの荷物を持てるか、キャパシティを知っておくことは、とても大切です。」