あらすじ
【新入部員はゼロ。】
「バカヤロー、そんな寂しい青春が許されるとでも思っているのか」。「私の楽しい手品でお前の凍りついた心の扉をこじ開けてやる──」。模型部なのに模型で解決しようとしない姉さんたちの青春チックコメディー第2巻。
(C)2010 Kuriicha
ギャグマンガで面白いものない? と聞かれたら真っ先にオススメするのが本作『プラスチック姉さん』です。
学校が舞台のギャグマンガで、主人公は模型部に所属しており、みんなから「姉さん」の愛称で親しまれています。
姉さんはかなり破天荒な性格で描かれており、放課後にすぐに帰ろうとする帰宅部を捕まえていきなりビンタし、模型部に入るように勧誘をするような女の子です(ちなみに勧誘され、入部しないと答えると肩の関節を外してきます)。
これだけ書くと、姉さんに周囲の人が振り回されるお話なのかな? と思いますが、周囲の人間も姉さんと同じ、もしくはそれ以上に大暴れするのでもう収拾がつきません。
濃すぎるキャラクターたちの掛け合いは非常にハイテンポで、1ページ毎に怒涛の展開の連続となっており、読めば病みつきになること間違いなしです。
カロリー高めの日常系ギャグマンガを楽しみたいという方に是非オススメしたい作品となっております!
感情タグBEST3
意外と普通の模型部
姉さんが初恋をオカッパ、マキマキに話したり普通に乙女であるところや
姉さんがウノ、サノに変な弄り方を始めたら二人が抑止したり
三人ともまともで割と普通に仲良しな関係性が明らかになっている
姉さん後に彼氏持ちになるし、彼女たち以外が異常者なんだよな
Posted by ブクログ
誰一人としてまともなキャラがいない。凄まじい狂気を感じる、姉さんとか特に………いやはいすごい面白かったです。
絵的には今風な感じだけど内容は相当シュール。最近のこの手の作品にありがちなキャラ萌え要素がほぼないなくて、むしろキャラ崩壊が凄まじい。女の子が顔面から壁にめり込んだり、カーテンレースを笑顔で引きちぎったり、口から飲み込んだ風船を耳と鼻から膨らませたり、そういう感じ。日常系アニメ「けいおん!」のキャラが作画はそのままに上記のような奇行に走っていると言えばわかりやすいかもしれない。
しかしこの超不条理な感じが受け付けられない人はちょっと読めなそう。ただよくわからない独特のリズムがある漫画でそこもまた良いんだよね。
2巻に入って姉さんの狂気っぷりが加速してる。表情変えずに理解不能な行動をとるのがシュールすぎる。