あらすじ
突如高校生の神咲十夜とその幼馴染である来海立夏のクラスに転校してきてた謎の美少女、大神黒衣。じつはその正体こそ……… 『月に一度、人を一人喰わせてもらう。それがわしとの契約じゃ』 十夜がとあるきっかけで契約してしまった巨狼の妖───人喰いだった! 「大神さんは、十夜君とはどういう関係なんですか!?」「あら、婚約者ですけど何か?」 さらには、事情を知らずにヤキモキしている立夏にまでとんでもないことを言いだす始末。果たしてこの人喰いの目的とは? そして少年は契約に何を望む? これは彼と人喰いの“日常”の物語。『末長く、よろしく頼むぞ我が主』 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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Posted by ブクログ
全4巻完結。
これは超推し。
最終巻のあとがきでイラストレーターの春日歩が言った『ラブコメ展開を挟みながらも、終始纏わりつくようなどんよりと重苦しい独特の空気がクセになる作品』はぴったりの評。
良くあるラブコメ作品だと黒江が、最強だけど実はポンコツ妖でツンデレ、となる所を、徹頭徹尾ヒトの理と違う思考のモノとして描きながら、そんな存在が主とシュールな夫婦漫才するギャップがとても面白かった。
GAマガジンに最終巻のその後が載っているらしいので読んでみたい。電子書籍のGA文庫マガジンのvol7 or vol10
Posted by ブクログ
面白かったな.
この,なんていうか救いのない展開とか非常に好み.
過熱したいじめの暴行によって死にかけていたら
頭の中に響く声「我と契約すれば助けよう」.
というわけで助けを求めたらばその相手は人喰いの化物だった.
そして彼女は契約の代償を求めてくる.
その代償に苦悩したりなんだりしつつも代償を支払っていく少年.
( ・∀・) イイネ!
この人喰いちゃんが素敵すぎる.
そして役人役に立たねぇ.
彼の今後にも期待ですね.
Posted by ブクログ
いじめにじっと耐える主人公の前に現れたのは
人を食べてしまう妖。
うっかり声に答えてはいけない、という
分かりやすい状態です。
とはいえ、ものすごく傍若無人にふるまったり
何か困る事があるわけでもない相手、ですが。
とはいえ、1か月に1人、というのは
やれそうで選べない状態です。
選ぶ気分もそうですが、どう考えても
何かしら起こりそうですし。
楽になりたい、というのは、人に対してなのか
自分に対してなのか。
中々にきつい選択な上に、何か妙な人が出てきましたし。
繋がっているけれど、という説明がありましたが
では自然死だった場合は、どうなるのでしょう?
それも、あの契約通りに??