あらすじ
大久保利通、参朝の途次紀尾井坂にて凶刃に斃る。時に明治十一年五月、木戸孝允病死後一ヶ年、西郷隆盛自刃より八ヵ月、共に手を携えて維新回天を成就したる後袂を分って朝野に分離し、互いに死闘を演じたる三人、年を隔てずして逝く。絶大の大史筆ここに至って明治の重大事件の綱領を口述せんと期すも既に齢に余裕なく多く三傑の回想感慨に耽ける状、恰も沖天の火炎燃えつくしてなお余燼を存するに似て、通史の興味まさに津々。(講談社学術文庫)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
やっぱ萌えの神髄をきわめてるわ~・・・
ほんとに大好きな本です。
三傑大好きになる。
本書における大久保は古今東西中最強の英雄です。
徳富先生は大久保スキーだよね☆彡
Posted by ブクログ
西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允からなる、いわゆる「維新の三傑」について記された一冊。非常に細かく緻密な記載とわかりやすさから、著者の文章力と調査力に感嘆すると共に、この本に出会えてよかったとすら思えてしまう一冊。
Posted by ブクログ
初めて触れた、歴史小説ではない明治関連書物がコレ。
内容云々の前に、徳富蘇峰のあくなき歴史への執念に度肝を抜かれた…。
ごろごろ出てくる漢文にめげそうになったりもしつつ、萌えと愛で読み切りましたよ。
読み終わって、ああ自分は完全に歴史にはまったんだなァと実感させてくれた本。好きじゃなきゃ、読めない。
実際、むちゃくちゃおもしろかったです。徳富先生の、言葉の選び方がすき。女学生の体臭……笑