【感想・ネタバレ】捨てがたき人々(上)のレビュー

あらすじ

「なんだか生きてんの飽きちゃったなあ」。職を失い、生まれ故郷に帰ってきた狸穴勇介。不細工で、金も仕事も夢もなく、考えるのはセックスのことばかり。心の荒野を彷徨っていたある時、勇介は微笑みの宗教「神我の湖」に傾倒する京子と出逢い、執拗なストーキングの末にレイプする。二人は互いに嫌悪し合いながらも離れることができずに姦通を繰り返すようになるが……。男女の業を鋭く抉り、映画化も決定した傑作マンガ、早くも電子書籍化!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

週刊アスキーの書評をきっかけに読みましたが、この本も自分の鏡を見せつけられているようでメゲました。自分も容姿に対するコンプレックスって強かったですが、20代に出会ったある活動を通じて自分の存在をやっと肯定できるようになって初めて容姿以外の自分を見つめられるようになった気がします。それでも頭の中は結局いつも主人公と同じだよなぁ〜と思います。

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2015年02月01日

Posted by ブクログ

その出生と容貌で生きることが嫌になった狸穴勇介と京子の異常な出会い… ジョージ秋山さんは人間の煩悩や哀しい性をかなりデフォルメして描いているのだが、あながちこれが人間の真の姿なのかも知れない。限りない人間の欲望と煩悩… 生きる限り、永遠に悩み続けるのかも知れない。

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2013年02月08日

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