【感想・ネタバレ】八百万の神に問う4 - 冬のレビュー

あらすじ

隣国・出散渡の統治者ラウフ・カダルが楽土に乗り込んだ。以前はムメイと名乗り、シン音導師の音討議を見ていた男が、己の意思を代弁する音導師――ザイオンを連れて。そして――かつての盟友を相手に楽土の存在意義を懸けた、シン音導師最後の音討議が始まった。シリーズ最終巻。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今までより軽めで、ということで書き始めたというシリーズです。1,2巻は独特の世界観に慣れていないせいもあって、設定がわからないまま読んでました。3,4巻になると世界観も理解できて話に集中できた気がします。
確かに雑談も多めだし、犠牲が少ないので軽めでしたが、物語の根幹である人と人が対話する、言葉を紡ぐ部分はきちんと重みがありました。
ちなみに、多崎さんの過去作で感じたやるせなさはあまり感じられなかったので、物足りなかったです。読後感が一番いいので良いはずなんですが、多崎さんに求めるのは軽さではなく重さなんだなと感じた作品でした。

0
2024年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最終巻。
イオンとヤコウの楽土の存在を賭けた音討議。
シン少年の成長と旅立ち。
少ししんみりとしつつも柔らかい終わりでした。
トウロウが多少不憫に思えるのですが(笑)、まあしょうがないですよね。
楽土を出たシンとトウロウの物語もちょっと読んでみたいなあ、と思いました。

0
2014年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第5章終盤から先の流れは実に心地よい。
そしてラストの旅立ちのシーンは泣きそうになった。

多崎さんの作品の中ではコミカルな描写が多かったかな。
それはそれ、面白かった。
最終巻はカタルシスはあまりなかったけれども、登場人物の成長が見て取れて嬉しかった。

0
2014年05月13日

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