【感想・ネタバレ】闘う区長のレビュー

あらすじ

2012年の東日本大震災と福島第一原発事故を受け、同年、脱原発を訴えて、人口88万人をかかえる世田谷区長に当選した著者。就任後は区役所から始める節電、不透明な値上げをめぐり東京電力へデータ開示要求、電力の自由化とエネルギーの地産地消をめざす「世田谷電力」の計画など、自治体の長だからこそ提案できる施策を次々に実行に移してきた。外からは見えづらい地方自治の現場における首長の具体的な仕事内容とはどんなものなのか? 本書は、国政が混迷を極める今こそ、自治体が発信力を高め、地域が連携することで日本を変えようという提言である。【目次】まえがき/第一章 すべては「3・11」から始まった/第二章 全国初の「脱原発首長」誕生/第三章 区長のお仕事/第四章 東京電力とのバトル/第五章 電気料金値上げのトリックを見破る/第六章 「世田谷電力」とエネルギーの地産地消/第七章 夢の続きを……/あとがき

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Posted by ブクログ

ネタバレ

興味深く読んだところは、東京電力とのバトルとPPSに関する内容だ。
例によって、「東電はダメだな。」と思った。著者が区長を務める世田谷区の電力利用量を開示しない東電、一方的に値上げをする東電、大口利用者には安値で売る東電、独占企業体としてなりふり構わぬ経営ぶりだ。
またPPSという新しい売電企業にコストの面で変えたり、世田谷の屋根に太陽光パネルを取り付け電気の地産地消を目指すなどの取り組みも行なっている。

彼は「新しい公共」をどんどん進めようとしている。彼のtwitterやfacebookを通じて、見守って行きたいと思う。

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2013年04月29日

Posted by ブクログ

区長選への出馬のきっかけは、3.11だった。世田谷区長になってからの奮闘ぶりを、主にエネルギー関連を中心に記す。

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2013年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

保坂展人という人は教育問題をテーマにずっと闘ってきたジャーナリストで、ただ社民党から国会議員になったこともあって左寄りのイデオロギーの持ち主だと思っていた。自分が世田谷に住み、3.11とその後の原発事故を経験して、保守やや右寄りだと思っていた自分自身にも変化があった。脱原発をいち早く掲げ、区長になった後も東電の不誠実な対応と戦い続けている。世田谷電力を立ち上げ、住民との対話を積極的に行う区長の姿は新しい地方自治のあり方を示していると思う。支持していきたい。

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2013年01月08日

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