あらすじ
脳は気持ちや生活習慣で、その働きがよくも悪くもなる。この事実を知らないばかりに、脳力を後退させるのはもったいない。脳に悪い習慣とは、1「興味がない」と物事を避けることが多い、2「嫌だ」「疲れた」とグチを言う、3言われたことをコツコツやる、4常に効率を考えている、5やりたくないのに、我慢して勉強する、6スポーツや絵などの趣味がない、7めったに人をほめない、の7つ。これらをやめるだけで頭の働きが倍増する理由を、脳のしくみからわかりやすく解説。
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Posted by ブクログ
人間の脳は「自己保存」「統一・一貫性」が原則※
①自己保存とは「生きていくために自分を守る」
②統一・一貫性とは「正誤を判断」「類似するものを区別」「バランスをとる」「話の道筋を通す」という事。
※2020.02.24再読追記
反対意見を言う人は、②により拒否し、
①により相手の意見を論破しようとする。※
▼第一章(「興味がない」と物事を避けることが多いのはNG)
「自分さえよければいい」という考えを捨てて、
多くの情報を共有すれば相手も自分も広く知ることができる
何事にも”きっとおもしろいに違いない”と思って取り組む
▼第二章(「嫌だ」「疲れた」とグチを言うのはNG)
まずは、素直に「すごいな」と感動すること
感動は判断力・理解力を高め、脳をLvUpさせる※
A10神経群は表情筋と密接な関係があり笑顔で健康になる※
▼第三章(言われたことをコツコツやるのはNG)
損得抜きで「あの人の喜ぶ顔が見たい」と思える人は力をより発揮できる
「そろそろゴールだ」と言葉をかけると、脳の血流が落ち成績はダウンする
→「ここからが勝負だ」と思え
「契約を沢山とる」→「契約を20件とる」みたいに明確な目標を定める
「主体性を持ち、言われたことには付加価値をつける」
「本番前に休息を挟むのではなく、目標の達成に向けて最後まで一気に駆け上がる」
▼第四章(常に効率を考えているのはNG)
行き詰まったときは整理してから離れ、4日後に考え直す
多くの無駄を「必要な無駄」であったと思えるように
大事なことは早いタイミングでまとめて、くり返し考え直すこと
”新しい発想をきちんとまとめ、ときには自分を疑い、立場を捨てて人の意見を取り入れ、間をおいて考え直すことができて、初めて独創的な思考が可能になるのです”
▼第五章(やりたくないのに、我慢して勉強するのはNG)
「悔しい」と感じることが、脳の力を引き出す強力なファクター
海馬回は、複数の情報が入ることで興奮し、機能が高まる
→名前だけでなく特徴を述べて情報を伝えると覚えてもらえる
30代のアレアレを防ぐには、A10神経群で感情のレッテル(自分にとって嬉しい)を貼って、前頭前野で理解し、自己報酬神経群を介して海馬回において思考し記憶させるのが一番。※
”「成功体験に縛られていないか」
「失敗の経験によって、チャレンジする勇気を損なっていないか」
--物事を考えるとき、行動に移すときは、この2点をチェック”
▼第六章(スポーツや絵などに興味がないのはNG)
姿勢が悪いと空間認知能力が低下する※
字を雑に書くと空間認知能力が低下する※
スポーツは距離、空間の間合いを測るのに最適※
絵画は対象物との距離計測、縮小率、形・角度を正確にとらえるのに最適※
おしゃべりは空間認知能力を活発にする。※
▼第七章(めったに人をほめないのはNG)
”コミュ力アップには「うれしそうに人をほめること」が有効”
”「同期発火する脳」をつくるには「人間性を磨くこと」が大事。”
▼悪い7つの習慣の目次まとめ
「興味がない」と物事を避けることが多い
「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
言われたことをコツコツやる
常に効率を考えている
やりたくないのに、我慢して勉強する
スポーツや絵などの趣味がない
めったに人をほめない
Posted by ブクログ
脳という視点から語る話。
自分ができそうな習慣は
絵を描く
否定語を使わない
息子とキャッチボール
喋る
絵を描くは空間認知能力を上げるために必要ということで昨今の美術の時間削減に対して1つ切り札として使えると感じた。