あらすじ
日垣葛は、災害と内戦で瓦礫と化した首都圏を離れ、封鎖線外の奥多摩で、野菜を作りながらのんびりと暮らしている。ある日、彼は近くの道路で原付の自損事故を起こして難儀している女性と出会う。都心から検問を越えてきたという、その見知らぬ女と日垣は一緒に暮らし始めるが…
車椅子の少女を連れ旅する少年。元“伝説の女戦士”と、ろくでなしのヒモ男。封鎖地区特別警察の切れ者隊長と、テロリストの間を流れわたる幼女。若い女殺し屋と、彼女の母親であり“鋼の女宰相”と呼ばれる政治家。災害と内戦と混乱で、変容しきった首都圏で生きる男女5組の人間模様を描いた本作。20ページを超える描き下ろしも加えられて読みごたえ充実!
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超能力者の居ない『AKIRA』
大友克洋『AKIRA』の4巻以降を彷彿とさせる、水没した元首都・東京。武装集団が割拠し銃社会化してほぼ無政府状態な巨大な廃墟を舞台に描かれる5組の男女のオムニバス・ストーリー。
なかでも、表紙も飾っている元・女傭兵の小夜子さんの話が大好き。
ちなみに、この『境界戦線』と同じ舞台で描かれた中編漫画『SEVEN EDGE』(全5巻)も大好き