あらすじ
人と化生のあいだに生まれた安倍晴明。陰陽師として類い希なる力を持っていた彼には貴族から依頼がたえない。ある日、賀茂祭を見に行った晴明は、外つ国からきた、化け物と鉢合わせするが――!?
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結城氏版安倍晴明ストーリー開幕
結城氏独特の絶妙なバランスで軽妙なやり取りのシーンと壮絶な戦いのシーンが描かれ、あっという間に読了してしまった。神将それぞれの個性がきちんと描かれており、愛妻若菜さんとの出会いも盛り込まれ、次回への期待が膨らむ一冊です。
Posted by ブクログ
若い清明が十二神将を使役する話。
面白かったー。
闘蛇に紅蓮の名をつけるのは、少々あっさり感が否めないけど。
当たり前だけど、昌弘と清明が似ていてにんまりしてしまうし、姫があの人というのもニヤニヤしてしまう。
Posted by ブクログ
少年陰陽師はある程度(颯峰編まで)読んである、という前提で書いております
まず、安倍晴明の話、というよりは、少年陰陽師の外伝として見たほうが楽しめると思います。少年陰陽師未読でも読めはするだろうけど、十二神将を使役した時のエピソードがメインになっているので、どうしても少年陰陽師の方で十二神将のことを知っている方が楽しめるかと思うので、この評価デス
えー、個人的には、昔の晴明の以外な一面が見られて面白かったデス
少年陰陽師の時点ではすでに孫もいるような爺なんで、飄々とした性格はしていても、ある程度落ち着いているのですが、まだこの頃は若かったんだな、とw
姫御前は一体何者なんだろうな~。もうちょっと出てくるのかと思えば、そんなこともなく…
単行本では2巻も出ているので、そっちにはもうちょっと出番があるのかなぁ?
全体的には楽しみ読めたのですが、若菜救出よりも十二神将の使役に重きが置かれていたために、事件としては凄くあっさりばっさりと終わってしまった感じデス
まぁ、これを2冊に分けるとなると凄く半端になりますし、これはしょうがないかなぁ…
文庫という名の鈍器を執筆しているような方々の本なら、もうちょっと分厚くもできたんでしょうが、やはり少し駆け足だったかなぁ?
というか、詰め込みすぎ…?
しかし、読んでてすごーく少年陰陽師の方を読みたくなりました
十二神将と晴明の掛け合いが見たくなったのですw
少年陰陽師も籠目編以降を少しずつ揃えないとなぁ…
ちなみに、陰陽師・安倍晴明のお話と思って読むと微妙かもしれません
それにしても、書く人によって晴明像が違うのも面白いですけど、晴明の相棒? 相手…? が違うのも面白いですね