【感想・ネタバレ】にごりえ・たけくらべのレビュー

あらすじ

落ちぶれた愛人の源七とも自由に逢えず、自暴自棄の日を送る銘酒屋のお力を通して、社会の底辺で悶える女を描いた『にごりえ』。今を盛りの遊女を姉に持つ14歳の美登利と、ゆくゆくは僧侶になる定めの信如との思春期の淡く密かな恋を描いた『たけくらべ』。他に『十三夜』『大つごもり』等、明治文壇を彩る天才女流作家一葉の、人生への哀歓と美しい夢を織り込んだ短編全8編を収録する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

不定期で読む古典の名作、今回は樋口一葉・たけくらべ。明治時代の言葉そのもので読めるか?読めるわけがない。。。あらすじを読み2回目-->分かるわけがない-->現代版を読みこれこれ!ということで現代版で理解できた。親の職業によって美登利は花魁、信如は坊さんとなる運命である。この2人の噛み合わない恋心が何とも言えず切ない。吉原に行く美登利が門扉に見つけた水仙の花。信如は美登利に恋心を伝えたが時すでに遅し、2人は永遠に面と向かって恋心を伝えることができない運命だった。親による職業が決まるってなんて不条理なんだ。⑤

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2022年10月31日

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